...晴乎(ぱつちり)とした眼に柔かな光を湛へて...
石川啄木 「二筋の血」
...淡島堂というは一体何を祀(まつ)ったもの乎(か)祭神は不明である...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...同志と共にしばしば公使館に詰掛けて本国政府の断乎たる決心を迫った事もあり...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...確乎(かっこ)たる信条であります...
高浜虚子 「俳句への道」
...断々乎(だんだんこ)として僕は反対だ...
太宰治 「新ハムレット」
...凝乎(じっ)と幼い主人の後姿を見守っている様子であった...
橘外男 「逗子物語」
...凝乎(じっ)と頬杖をついて考えていたら...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...断乎としていうことをきかないでいたところへ鞭でぴしりとやられたので...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...誰かあなたに同情をさゝげずに居られましょう乎...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...こうみえても歴乎とした官吏だなんてことは二の次にしても...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...確乎たる防禦を有つてゐるわけである...
平田禿木 「趣味としての読書」
...それに就いて私をはじめ皆様方の中では断乎たる冷静の脚どりで階投を昇つて行かれる勇士は絶無であらうと察します...
牧野信一 「女に臆病な男」
...何となれば姿が見えないではない乎...
牧野信一 「「風博士」」
...たとい確乎動かすべからざる証跡があって...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...吾レ其(ソレ)ヲ渡ラン乎(カ)」と...
吉川英治 「三国志」
...慥乎(しっか)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...まして歴乎(れっき)たる若君がおありになるのに...
吉川英治 「新書太閤記」
...断乎として民衆の間の不和や困苦を根絶せんと欲したのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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