「久しく」の意味
長い間
小説での「久しく」の使い方
...久しく花の色に餓えたりし僕は...
大杉栄 「獄中消息」
...久しく書窓の下に鎖したる健脚を伸ばさむとて...
大町桂月 「常磐の山水」
...』文学部事務所にその掲示は久しくかけられてあった...
太宰治 「虚構の春」
...父母も久しくお参りをせぬとみえて...
田山花袋 「田舎教師」
...梁川君の名は久しく耳にして居た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...六大水は久しく湛(たた)えて終に落ちた...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...その後久しくしてオーヴェルニュに姿を見せ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...余日本に帰りてより久しく杖を携えず...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...路地には久しく人の声も跫音(あしおと)も途絶えていたが...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...文壇から余りに久しく遠ざかっていたため...
中島敦 「光と風と夢」
...連日の執拗(しつよう)なゲリラ戦術に久しくいらだち屈していた士気が俄(にわ)かに奮(ふる)い立った形である...
中島敦 「李陵」
...先生今や東北青葉(ば)城(ぜう)下に去(さ)つて久しく相(あひ)見ゆる機(き)を得(え)ない...
南部修太郎 「文壇球突物語」
...玄機は久しく美人を以て聞えていた...
森鴎外 「魚玄機」
...久しく家に蔵匿(ざうとく)せしめて置いた三宅氏の後たる武彦君である...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...その後この村から出て久しく江戸にいた者が東海道を帰ってくる途(みち)で...
柳田国男 「山の人生」
...神話が神語として久しく尊重せられたのも...
柳田国男 「雪国の春」
...――といふのは、峨山、久しく病んで、病いよ/\あらたまると、年來の弟子坊主を枕元へよびあつめ、枕に肘をかつて、息もたえ/″\、かう云つたといふ...
吉川英治 「折々の記」
...年久しく鞍馬にあり...
吉川英治 「源頼朝」
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