「丸で」の意味
完全に
小説での「丸で」の使い方
...九江から漢口(ハンカオ)までは大安丸である...
芥川龍之介 「長江游記」
...こんなことも丸でない...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あそこの温泉の位置は芭蕉(ばせう)の行つた時とは丸で違つてゐて...
田山録弥 「行つて見たいところ」
...水が丸で洪水(こうずゐ)の退(ひ)いた跡でもあるかのやうに満ち渡つて...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...一時間前の伊香保とは丸で別な伊香保が出現したやうに思はれた...
寺田寅彦 「伊香保」
...初めて、家を明けるのであるから、親爺の小言が恐ろしいが、そんな事は、丸で考えないで、悄(しょ)げ、怒り、恨み、寒がって、夜を明かした...
直木三十五 「死までを語る」
...振り返ると過去が丸で夢のやうに見える...
夏目漱石 「点頭録」
...丸で日本とアベコベな事をして居る...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...丸で戦地のように見える...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...丸で脅迫手段だから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...彼は丸で堪らない嘲笑を受けたかのやうであつた...
北條民雄 「道化芝居」
...で、君はなぜあの頭蓋骨から、弾丸ではなくて、虫を、落させようと言い張ったんだい?」「いや、実を言うと、君が明らかに僕の正気を疑っているのが少し癪(しゃく)だったので、僕一流のやり方で、真面目(まじめ)にちょっとばかり煙(けむ)に巻いて、君をこっそり懲(こ)らしてやろうと思ったのさ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...ところを尊が救うて妻とした「その跡で稲田大蛇(おろち)を丸で呑み」さて産み出した子孫だから世々蛇を族霊としたはずである...
南方熊楠 「十二支考」
...それが虫喰いだらけで丸でイルミネーションみたいに日光をすかすのを眺めると...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...鳥が一羽丸で附けてあった...
森鴎外 「雁」
...七年十一月に福岡城の東の丸で...
森鴎外 「栗山大膳」
...すぐに丸で違った口調で...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...伊那丸(いなまる)の首のまえに立った伊那丸である...
吉川英治 「神州天馬侠」
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