...丸いうえにすべっこくて...
海野十三 「豆潜水艇の行方」
...あとで潜航艇をおりて、あの丸い、かくし戸から、部屋にはいってきたんだよ...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...鋭い山丸い山が層々として重なつてゐる...
種田山頭火 「旅日記」
...書斎の机の下に丸い籠があってその中に小さい蒲団を敷いて...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...僕にはいっこうにおわんが」と浅井君は丸い鼻をふんふんと云わしたが...
夏目漱石 「虞美人草」
...尻下がりの丸い眉を描いておりますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...娘の丸い肩が、堪(こら)へ性もなく顫へるのを、お靜は後ろからソツト抱き締めるやうに、手拭で涙を拭いてやりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...とうとう転んで丸い膝をすりむいたのでした...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...人形のような格好の丸い顔で...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...その曇ったような空に雲篭(くもごり)の丸い月が出ている...
久生十蘭 「奥の海」
...小さい丸い麦藁帽の下から...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...顔には丸い鼻と、鋭く突き出た顴骨と、小さい黒い光る眼とがある...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...今太郎君は厚い丈夫な潜水服を着て、まん丸い、ボールのやうな潜水兜(かぶと)をかぶり、足には何キログラムといふ重い鉛の底のついた靴(くつ)をはき、お父さんと一緒に、舷(ふなべり)の梯子(はしご)を下りて、海へ潜りました...
宮原晃一郎 「動く海底」
...白い丸い顔をした彼が誰か一人二人の友達と遊んでい...
宮本百合子 「思い出すかずかず」
...私は重い睡い空気と何とか新鮮な人間の生きるにふさわしいオゾーンを発生させようと夜もひるも動いている小さい丸いダイナモなのにあなたの手紙は私を笑わせ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...軒燈の丸い磨硝子(すりガラス)にも何とも書いてない...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...たくさんな石碑がみな丸い雪の塔になっていて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...種で膨(ふく)らんだ丸い実を砕く...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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