...鉄骨造の建物の中には、中空階段が設けられているものもあります...
...五体を貫(つらぬ)かれて居りましたが)中空(なかぞら)から落ちて来る一輛の牛車でございませう...
芥川龍之介 「地獄変」
...この球の内部は中空になっているので...
石原純 「ジェームズ・ワット」
...視線をじっと中空に据(す)え...
梅崎春生 「桜島」
...中空に棒を突き出し...
梅崎春生 「日の果て」
...該(がい)穴ニ線条(7)ヲ刻セル中空廻転子(6)ヲ緩通シタル軸(5)ノ両端ヲ押込ミ...
海野十三 「発明小僧」
...夜中空腹をかゝへて!――つゝましい一日であつた...
種田山頭火 「其中日記」
...普通に地面に坐るのとはちがふ感じにぺつたり船底に腰をつけて時々中空に鼻を上げて...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...吹くや東の夕あらし寄するや西の雲の波かの中空に集りてしばしは共に言もなしふたつ再び別るとき「秘密」と彼も叫ぶらむ...
土井晩翠 「天地有情」
...物理学に於ける根本概念――就中空間・時間・物質等々――がその際危機に臨んだかのように思われたのは...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...中空高くつり下げられた弁信の面(かお)を見ると――夜ではあるし...
中里介山 「大菩薩峠」
...谷の中空に揺曳している...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...火花が中空にパツと散ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...勿体らしく中空へと昇つた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...何故だか年中空腹を感じているから...
二葉亭四迷 「平凡」
...食堂テーブルの台脚は目的なく中空で作らない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...やがて中空に浮んで大うねりを漂はせながら一列に並んでしまふ...
牧野信一 「鱗雲」
...中空朽(くうきう)の処六七畳席を布(し)くべし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ベセマー炉から中空(なかぞら)に吹上げる火の粉(こ)と...
夢野久作 「オンチ」
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