...ちょいとこれで結わえて下さいな」親指の中ほどで疵(きず)は少しだが...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...げんにその並木道の中ほどのところを...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...眺める通路の中ほど太子の船室(ケビン)と覚しきあたりには...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...そしてハーレイ街の中ほどまで下って来るまで...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
...私あの顔嫌いや」「おもしろい役者じゃないか」大切(おおぎり)の越後獅子の中ほどへくると...
徳田秋声 「挿話」
...その街路の中ほどに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ちょうど土間の中ほどに陣どって見物をしていた信州川中島の上月(こうづき)というのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...その二人の男女は白いボートを漕いでホテルまでのまん中ほどへもう出てゐた...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...その林の中ほどに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...同心の、指揮で、駆けゆく一隊――一てえ、どけえ、いきゃあがるんだ?彼等が、両国ばしの、中ほどまで、渡りすごしたのを見ると、サッと、天水桶をはなれて、ヒラリと飛び、夜の鳥のよう――もう、捕物隊のついうしろに引ッついてしまった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...階段(きざはし)の中ほどへすわって休息をした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...武蔵野の中ほどで見れば秩父の刀禰たち二方は……」「さて秩父たち二人は」「はしなくも……」「もどかわしや...
山田美妙 「武蔵野」
...琵琶湖(びわこ)の中ほどまで来ていた...
吉川英治 「黒田如水」
...ひろい大書院の中ほどに...
吉川英治 「親鸞」
...聟どのと花嫁が中ほどに坐って...
吉川英治 「日本名婦伝」
...悠々とさいぜん立った所の縁の中ほどまで足を移していた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...次の間の仄暗(ほのぐら)い畳の中ほどに...
吉川英治 「宮本武蔵」
...蘭州と長安との中ほどにある麦積山がこの文化流入の通路にあって...
和辻哲郎 「麦積山塑像の示唆するもの」
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