...『部屋は中ぐらいでいいよ』とすべておうようである...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...自分の中学においての成績は三年ごろまではまず中ぐらいのところであったが...
寺田寅彦 「わが中学時代の勉強法」
...中ぐらいの人形を瑠美子に買ってやった...
徳田秋声 「仮装人物」
...結婚の申込みが多くなって困るぜ」「ハハハじゃ中ぐらいにかいておこう...
夏目漱石 「三四郎」
...中ぐらいの仔犬か...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ある中ぐらいな駅の構内に進み入ったのは...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...この中ぐらいな大きさの部屋には...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...中ぐらいな大きさの机が置いてある...
水野葉舟 「北国の人」
...真似(まね)をして投げる豆叔父さんの石は川の真中ぐらいで水に落ち...
水上滝太郎 「大人の眼と子供の眼」
...彼自身にとっていかがわしい関係にある小説などを書きちらして自身に水を割りながら「中ぐらい」に暮している大インテリを見るほうがよいか...
三好十郎 「恐怖の季節」
...(ルクレティウス)(a)ところでわたしの背たけは中ぐらいより少し低い...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...中ぐらいの(a)血気と熱情をたたえている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...中ぐらいの息で吹くのである...
山本周五郎 「青べか物語」
...きげんのいいときは中ぐらい肚(はら)を立てているような顔つきで...
山本周五郎 「思い違い物語」
...――容姿も気質も中ぐらいな人であった...
山本周五郎 「思い違い物語」
...義一は背丈こそ中ぐらいだが...
山本周五郎 「さぶ」
...背中ぐらいながしてくれるものよ」新八は向うを見たまま立っていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...新緑のころ、東山の常緑樹の間に点綴(てんてつ)されていかにも孟春(もうしゅん)らしい感じを醸(かも)し出す落葉樹は、葉の大きいもの、中ぐらいのもの、小さいものといろいろあったが、それらは皆同じように、新芽の色から若葉の色までの変遷と展開を五月の上句までに終えるのである...
和辻哲郎 「京の四季」
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