...余りに不覊なる豪骨を有したりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...二葉亭は本来狷介(けんかい)不覊なる性質として迎合屈従を一要件とする俗吏を甘んじていられないのが当然であって...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...この点において北斎は寔(まこと)に泰西人の激賞するが如く不覊自由(ふきじゆう)なる独立の画家たりしといふべし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...能(よ)く不覊(ふき)独立すべきことなし...
蜷川新 「天皇」
...あらゆる放縱不覊なイメージや美的意匠を...
萩原朔太郎 「夢」
...何人も独立不覊とは云ひ得ない...
平田禿木 「趣味としての読書」
...世の人もこれを目して不覊(ふき)独立の人物と言い...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...十六編手近く独立を守ること不覊(ふき)独立の語は近来世間の話にも聞くところなれども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...不覊独立(ふきどくりつ)の景影(けいえい)だにも論ずべき場所として学校の設(もうけ)あれば...
福沢諭吉 「旧藩情」
...一国ヲ不覊独立ノ自由ニセント死ヲ以テ誓ヒシコトナリ...
穂積陳重 「法窓夜話」
...不覊塵累」が活きるのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...頗(すこぶ)る不覊自由の人とはなりたるなれ当時に在りては猶純乎たる封建武士の子たりし也...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...千古の文人と雖も文学の趣味唯貴族の間にのみ行はれし封建の社会に在つては辛(から)ふじて不覊(ふき)独立の生計を為すを得しのみ...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...不覊狷介(ふきけんかい)...
吉川英治 「新書太閤記」
...たちまち激情を発しるだけでなく――それを実行せずに措(お)かないといったような不覊(ふき)奔放な性格の持ち主を...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...豪放不覊(ごうほうふき)な質(たち)だったのであろう...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...この不覊の魂を宿したる骸は憂き現(うつ)し世の鬼の手に落ちた...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
...この「不覊なる想いと繋がれたる意志」との二様生活こそダンテの真髄である...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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