...初めわれ不測の禍のために母上を喪(うしな)ひまゐらせき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...不測の危害を与うるようなことはないものである...
石田孫太郎 「猫と色の嗜好」
...此日の薄暮頃に奈々子の身には不測の禍があつた...
伊藤左千夫 「奈々子」
...不測の事態が重なって五年近くも鉱山を出られなかった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...余はさながら不測の運命に魘(おそ)われて悄然(しょうぜん)として農夫の顔其まゝに言(ものい)わぬ哀愁に満ちた自然の面影にやるせなき哀感(あいかん)を誘(さそ)われて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...動もすれば佞嬖の小人に擁せられて不測の過失に陥ること少なきに非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...何しても絶代の明師が不測の難に遭(お)うて遠流(おんる)の途に上るのだから...
中里介山 「法然行伝」
...不測の死が待受けているかもしれぬとは考えていたけれども...
中島敦 「李陵」
...「不測の霊を思ひ...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...不測の大事が起り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...評議最中にも不測の難題指起可申...
福澤諭吉 「御時務の儀に付申上候書付」
...却って我が国の方途に不測の禍害のもたらさるべきであろうことを思ったので...
山本実彦 「十五年」
...申すも憚(はばか)りながらやがては御家のため不測の禍いをもまねくこととあいなり...
山本周五郎 「新潮記」
...不測の事の起こる心配は...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「東市正さまに不測の事が起こる危険がございます...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「不測の大難が湧きました...
吉川英治 「三国志」
...途上に不測の事でもあれば...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...不測の争いを起したりいたすのじゃ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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