...時々彼の不人情に後ろめたい思いもしない訣ではなかった...
芥川龍之介 「玄鶴山房」
...不人情にも程がある...
有島武郎 「お末の死」
...不人情というのか...
太宰治 「春の枯葉」
...不人情な人間になりさがったものだろうか? だって...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...思いのほか不人情なお方ですねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...不人情で慾が深くて...
中里介山 「大菩薩峠」
...知らない面をして……不人情のようですけれど」芸妓(げいしゃ)の福松は...
中里介山 「大菩薩峠」
...世間では嬢様の事を不人情だとか...
夏目漱石 「草枕」
...「ことによると己の方が不人情なのかも知れない」彼は姉の上に加えた評をもう一遍腹の中で繰り返した...
夏目漱石 「道草」
...他人だってそんな不人情な事は云やしない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...少し不人情のごたるな」「不人情じゃないが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...もと人の不人情を悪(にく)みて起こしたるものなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...それを棄ててゆくのは不人情である...
山本周五郎 「風流太平記」
...なんとも不人情なような気がしてならなかった...
山本周五郎 「風流太平記」
...みんな薄情の不人情のけだものだわ」「怒ったってしようがねえ...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...民族的自覚を喪った各人種の綜合体である米国の無政府、無国家的唯物資本主義、もしくは黄金万能主義が組織する社会の必然的産物として、夜を日に継いで醸成されつつある、あらゆる不道徳、不自然、不人情、反法律、反逆、破壊、放縦(ほうじゅう)、堕落、淫虐の強烈毒悪なる混合酒に酔わされて、数千年来自然に親しみつつ養い来った日本民族の純情を失いかけていた自分自身をやっとの事で発見しました...
夢野久作 「暗黒公使」
...不人情もいい加減にするがいい……手前(てめえ)等あタッタ今までその芸妓(げいしゃ)を……」「黙れ黙れッ...
夢野久作 「爆弾太平記」
...かれは伊兵衛の不人情を恨みたくなりましたが...
吉川英治 「江戸三国志」
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