...発句が下手にかかわらずなお相当の尊敬を払うにたると思う...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...下手に真似(まね)してそれをやったら...
太宰治 「斜陽」
...絵も下手にちがいない...
太宰治 「人間失格」
...下手におていさいをつくろって...
太宰治 「八十八夜」
...凹凸の石畳の下手に電柱が一本よろけている...
林不忘 「安重根」
...下手に切り出してこじれさせてはと案じながら...
谷崎潤一郎 「細雪」
...やはり下手に出る相手の仕方にも慣れたのであらうか...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...下手には解剖室へ続くドアがある...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...橋の下手には、青石峨々たる岬角(かふかく)が、橋の袂から斜に川の方へ十五六間突出て居る...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...坂氏は何處までも下手に出て服部氏の説を聽いて居る...
長塚節 「記憶のまゝ」
...文章は所謂(いわゆる)下手に見えるのを以(もっ)て良しとした時代で...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...下手に手を出して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...このまゝお引取下さるやうに――」「では」平次が下手に出ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...景樹を學ぶなら善き處を學ばねば甚だしき邪路に陷り可申今の景樹派などゝ申すは景樹の俗な處を學びて景樹よりも下手につらね申候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...下手に拵(こしら)えると乳が寄っていけません...
村井弦斎 「食道楽」
...下手に術をほどこすと...
吉川英治 「三国志」
...このうえ下手にごねてみずから現職の地位を失うよりはと...
吉川英治 「新・水滸伝」
...妹の下手に音無(おとな)しく坐る...
若山牧水 「姉妹」
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