...彼女は白い上衣を着ていた...
...彼の上衣は襟元が汚れていた...
...上衣に合わせて靴も黒にしよう...
...雨に濡れた上衣が重くて歩きにくい...
...上衣のボタンを間違えて留めてしまった...
...菊池君は兩手を上衣の衣嚢(ポケット)に突込んで...
石川啄木 「菊池君」
...わが上衣の上に火矢(ひや)を放つ...
ルイ・ベルトラン Louis Bertrand 上田敏訳 「錬金道士」
...五ドルで五年ぐらいはもつ厚い上衣が買えるし...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そうしてたしかに父兄のお古と思われる袖が聖徳太子の袖みたいに長すぎる上衣(うわぎ)を着て...
太宰治 「人間失格」
...スカートも、上衣も、ネクタイも、夏の頃は晴やかに微笑したものであっただろうが、今はすべてが灰色のうすら寒い四辺(あたり)の色に対照すると、いやに寂しくうち萎(しお)れて見えるのであった...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「碧眼」
...顔をたえず叩(たた)かれ上衣(うわぎ)をしょっちゅう捲(ま)くられているような烈風を受けつつ...
田中英光 「オリンポスの果実」
...まさしく上衣の下には大きなポケットがあったに違いない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ミサの上衣のはづれから肥え太つた手と短い指とを出して...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...色の褪せた上衣を渡したものに過ぎなかった...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...市場(いち)に街頭(まち)に私は太鼓をとどろと鳴らす紅い上衣(コート)を着て私の行くところ頭上にリボンは翩翻(へんぽん)と靡く...
中島敦 「光と風と夢」
...黄(き)な上衣(うわぎ)を着た美しい男と...
夏目漱石 「永日小品」
...又あるときは頭(かしら)よりただ一枚と思わるる真白の上衣(うわぎ)被(かぶ)りて...
夏目漱石 「薤露行」
...上衣の垂れをつまみ上げて...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...上衣はその朝拾えたのだが...
原民喜 「原爆回想」
...彼の上衣(うわぎ)はサンフランシスコでは通用しそうもない型で...
アンブローズ・ビヤース Ambrose Bierce 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...……藪のために裂き取られた上衣の布片は幅三インチ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...翁は鼠色のアルパカの軽い背広の上衣(うはぎ)に黒い袴(パンタロン)を穿(は)き...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...するりと脱いだ上衣(うわぎ)をも衣桁(いこう)へかけた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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