...小ぎれいな家の並んだ上品な通りへ出た...
鈴木三重吉 「桑の実」
...元気な時はさぞ上品な人だったろうと...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...小柄ではあったが立派な上品な顔をしていて言葉使いも野卑でなく...
寺田寅彦 「喫煙四十年」
...清楚とも云えるほど上品な趣味で化粧品類が並べてある店の方をちらりと見やりながら...
豊島与志雄 「野ざらし」
...薄手(うすで)の上品な茶碗と錫の茶托(ちゃたく)とが...
豊島与志雄 「反抗」
...古蹟を訪(と)う事は即ち風流な最も上品な嗜(たしな)みとして尊ばれていたので...
永井荷風 「日和下駄」
...お上品なこんな貿易店で...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...身綺麗でお上品な地位から...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...殆んどサラダオイルの上品な黄色い奴で...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...さつき村はづれで繪を描いてゐた老婦人とその附添ひの上品な婦人にちがひないことは分つた...
堀辰雄 「初秋の淺間」
...上品な白い服を優雅に着こなし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...六の上品な服装の婦人を...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...突如たるその境遇の改善は彼らにむしろ上品な相応な誇りを与えることになる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...上品な眸(め)つき...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...」この女らしい上品な言葉でいつたので...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...(上品なる散歩服...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...あまりにおだやかで上品な説き方であると思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...“貴族だ”と御自分で仰言(おっしゃ)るように上品な風采(ふうさい)...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
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