...まずポインター種の猟犬が化けたような上品な婦人だった...
海野十三 「三人の双生児」
...その横に小机を扣(ひか)えて上品な白髪の老人が一人坐っています...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...上品な人である...
太宰治 「俗天使」
...同様上品な服装の痩(や)せ形の紳士が...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...しかも上品な服装(みなり)をしていた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...上品な感情である...
夏目漱石 「坑夫」
...ああ 奧さん! 長屋の上品な嬶(かかあ)どもそこのきたない煉瓦の窓から乞食のうす黒いしやつぽの上に鼠の尻尾でも投げつけてやれ...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...上品な身なりの……どこかの令嬢といった風態だったのであります...
久生十蘭 「金狼」
...魔に憑かれたような上品な声で話している...
久生十蘭 「だいこん」
...チーズから切りだしたような上品な横顔をこちらに見せてひっそりとグラスを含んでいた...
久生十蘭 「復活祭」
...上品なスポーツだ...
古川緑波 「富士屋ホテル」
...さつき村はづれで繪を描いてゐた老婦人とその附添ひの上品な婦人にちがひないことは分つた...
堀辰雄 「初秋の淺間」
...ゆっくりと無言で、なにもかも心得たようにうなずいて微笑して、きれいな白い長い手で、おちついた、ものうげな、上品なしぐさで、むこう側の――左手の扉を指差した...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...兵部卿の宮は上品な艶(えん)なお顔ではあるがはなやかな美しさなどはおありにならないのに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...上品な眸(め)つき...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大変上品な言葉になってはいるが...
柳田国男 「故郷七十年」
...ちょうど武内宿禰(たけのうちのすくね)みたいな上品なおじいさんでした...
柳原白蓮 「私の思い出」
...上品な食べかたなんかしていると...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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