...それをかっこむ音が上り口からよくきこえた...
有島武郎 「星座」
...この時蜷川の姉が立ち上り...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...私は立ち上り、莨(たばこ)を踏み消した...
梅崎春生 「桜島」
...梅田着の上り列車で同志会総理加藤高明男が南海遊説の帰途(かへりみち)に大阪へ立寄るといふので...
薄田泣菫 「茶話」
...「折角こゝまで来たんやよつて上りなはれ」と横木の上に立つたまゝ下を見下して居る...
高浜虚子 「斑鳩物語」
...階段の上り口に茫然(ぼうぜん)として突っ立っていました...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...上り込んで本を読んでゐたが...
種田山頭火 「其中日記」
...急に立ち上った焦茶(こげちゃ)の山脈のすり鉢の底につぶれた広島からなんという奔騰(ほんとう)!もりあがり逆巻きゆれかえしおし上り雲・雲・雲・赤・橙・紫・はるか天頂で真紅の噴火...
峠三吉 「原爆詩集」
...鶯妹は倒れそうになって飛び上りました...
豊島与志雄 「画舫」
...隣りのボックスから一人の壮年が立ち上り...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...重兵衛爺さんも立ち上りました...
豊島与志雄 「渡舟場」
...尺八を取れば「鈴慕」が唇頭に上り来るのかも知れません...
中里介山 「大菩薩峠」
...この物影はそこから爪先上りに登山路につくかと思えば...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを上り口に置いた...
中原中也 「古本屋」
...のっそりと上り框のほうへ歩いてゆく...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...蔓草は壁に沿って檐(のき)まで這上り...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...過去を説く必要が何處にあらう?」私はこの心の燃え上りさうな斷言を聞いて身顫ひした...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...「赤さんお上り、青さんお上り」「青さんお下り、黒さんお下り」「小隊進めオイ」などとしやべりながら、片方の手でガラスの外から糸を引くやうな真似をするのは、鼠骨得意の処である...
正岡子規 「病牀六尺」
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