...不幸があつて大阪から上京してゐた水上の兄が晝間きて...
小穴隆一 「二つの繪」
...僕は田端驛の崖上にあつた「藪」で蕎麥を食つて水上の兄と別れて...
小穴隆一 「二つの繪」
...私のすぐ上の兄が...
太宰治 「東京八景」
...一番上の兄は身体こそまだ大人ではなかつたが...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...御門とはすぐその上の兄君に當つてゐられたのであつた...
田山花袋 「道綱の母」
...僕は一番上の兄に監督せられていた...
夏目漱石 「僕の昔」
...一番上の兄だって道楽者の素質は十分もっていた...
夏目漱石 「僕の昔」
...……一番ビリのガキは一番上の兄を養う...
久生十蘭 「金狼」
...一人以上の兄弟がある揚合には...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...九人の兄弟で一番上の兄の...
三好十郎 「斬られの仙太」
...少し年上の兄というほどに源氏は見えるのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...上の兄の中将が、「公務で忙しくしているうちに、姫君の愛顧を侍従に独占されてしまったのはつまらないね」と言うと、次の兄の右中弁が、「弁官はまた特別に御用が多いから、忠誠ぶりを見ていただけないからといっても、少しは斟酌(しんしゃく)していただかないでは」と言う...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...井上の兄は森鴎外さんとつき合って『しがらみ草紙』『めざまし草』以来いろいろと協力していた...
柳田国男 「故郷七十年」
...井上の兄はもう姫路から岡山へ転任していたので...
柳田国男 「故郷七十年」
...矢代は千鶴子がよく気のつく上の兄の由吉を連れて来ずに...
横光利一 「旅愁」
...目上の兄を不愍(ふびん)がっている...
吉川英治 「新・水滸伝」
...世上の兄に対する非難というものは耳をおおうてもなお防ぐことができない...
吉川英治 「親鸞」
...』一人は四郎君のすぐ上の兄さんで早稻田大學...
若山牧水 「樹木とその葉」
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