...家の中へ聞えるじゃないか」上と下との掛け合いが...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...何ごとか上と下とで喚(わめ)きあっているのだ...
海野十三 「赤外線男」
...階子段一つ隔てた上と下とに現出せしめて居った訳である...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...すなはち、上と下です...
太宰治 「お伽草紙」
...上と下との肉の色がはっきりと違っていた...
田中貢太郎 「陸判」
...そこが宛かも上と下との代表点といつた際立ちを現してゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...の骨は上と下とが外れるので...
豊島与志雄 「舞踏病」
...上と下がすぼまって...
夏目漱石 「坑夫」
...上と下とが反射しあつてゐるかのやうな爽涼(さうりやう)さであつた...
林芙美子 「浮雲」
...上と下が色のちがう古ぼけたセパレーツと...
久生十蘭 「あなたも私も」
...机の上と下に参差落雑しているので...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...ある夕方岩の上と下とに立つて撮らせた寫眞が...
水野仙子 「夜の浪」
...つまり上と下へ火の利(き)くように鉄板の四角な箱を拵えて前を開き戸にしておけばその中で西洋料理は何でも出来るのです...
村井弦斎 「食道楽」
...あろうことかばりばりと上と下の白い前歯で噛み砕いた...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...上と下とが砕かれた上でなくては...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...そして新兵衛を近くにまねき、廊の上と下とで、なにかを、ひそかに耳打ちしていた...
吉川英治 「私本太平記」
...上と下との気まずい沈黙がよけいに家の中を陰気にするばかり...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...上と下とは密接に聯関している...
和辻哲郎 「鎖国」
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