...北風は長い坂の上から時々まっ直(すぐ)に吹き下ろして来た...
芥川龍之介 「年末の一日」
...これの世界的経営の上から見れば叡智ともいうべく...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...また地上から別の照空灯の光がサーッと閃(ひらめ)いた...
海野十三 「空襲警報」
...一部はアメリカに、そして他の一部は日本に!いずれも、地上から測って、探さ数百メートルの地底に奇蹟的に生きている日本人たちであった...
海野十三 「第五氷河期」
...この本も駄目だア」彼は机の上から原書をつき落とすようにして...
海野十三 「地球盗難」
...百貨店の屋上から飛降り自殺をした男の遺言と全く一致しているじゃありませんか...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...上からのぞくために...
江戸川乱歩 「影男」
...上から覆いかぶさった...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...形式の上から見て幾分か類似した点がある...
寺田寅彦 「流言蜚語」
...一貫した劇の筋書きの上から云っても...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...上から蔽いかぶさろうとしてるようだった...
豊島与志雄 「立枯れ」
...上からの光もほとんど射(さ)して来ない有様ゆえ...
中島敦 「悟浄出世」
...上から順々に抽斗を開けて見ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...朝には彼女達が上から降りてきたもんだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...真上からあなたのお頭(つむ)を拝見すると...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...男が交際上から妾ができる位は当り前だと思つてるんぢやないか...
平出修 「瘢痕」
...もとは根のぢき上から枝が出てゐて...
横瀬夜雨 「五葉の松」
...わが登る天城の山のうしろなる富士の高きはあふぎ見飽かぬ山川に湧ける霞の昇りなづみ敷きたなびけば富士は晴れたりまがなしき春のかすみに富士が嶺の峯なる雪はいよよ輝く富士が嶺の裾野に立てる低山の愛鷹山はかすみこもらふ愛鷹の裾曲(すそみ)の濱のはるけきに寄る浪白し天城嶺ゆ見れば伊豆の國と駿河の國のあひにある入江の眞なか漕げる舟見ゆ野や濱や山の上から見た富士山のみを書いて來た...
若山牧水 「樹木とその葉」
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