...三筋の処を走らせ...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...襟足を三筋塗り残して...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...茶屋の前から道は三筋に分れる...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...二筋三筋白髪のちかちかする鬢(びん)のところを撫でながら言った...
徳田秋声 「爛」
...額(ひたい)には仔細(しさい)らしく三筋ばかりの皺(しわ)が畳んである...
中里介山 「大菩薩峠」
...三人の面(かお)に三筋の不安な色が同時に閃(ひらめ)いたのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...二筋三筋藍(あい)を流す波を描(えが)いて...
夏目漱石 「虞美人草」
...三筋(みすぢ)か四筋(よすぢ)...
夏目漱石 「それから」
...更に三筋町(みすじまち)の赤い電灯に向って疾走して行きました...
西尾正 「陳情書」
...外に滿足な槍が三筋...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...以上三筋程あるのみで此外に藤原時代の終り迄には...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...二筋三筋扇頭(せんとう)の微風に戦(そよ)いで頬(ほお)の辺(あたり)を往来するところは...
二葉亭四迷 「浮雲」
...髷の乱れが青白い横顔へ二た三筋ぢ...
正岡容 「吉原百人斬」
...東北の山から流れて海へ注ぐ河が大小三筋あり...
山本周五郎 「いさましい話」
...横に三筋、くっきりと深く皺をよらせ、片手で静かに、火桶のふちを撫(な)でた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...細かい蜘蛛の糸が二すじ三筋付いていたから...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
...鬢(びん)のほつれ毛が二筋三筋にかかって慄(ふる)えているのが見えた...
夢野久作 「暗黒公使」
...三筋町でつい日が暮れて帰りなどすると...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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