...治部少と三斎様とは兼ねがねおん仲悪(あ)しく候まま...
芥川龍之介 「糸女覚え書」
...その石燈籠を細川三斎に贈つた...
薄田泣菫 「茶話」
...それから塗りがこの通りの渋い三斎好み...
中里介山 「大菩薩峠」
...平馬は、三斎の姿を見ると、礼儀正しく、畳に手をついて、「夜陰、突然、お愕(おどろ)かし申し、何とも、相済まぬ儀にござりまする」「うむ、よいよい――」と、三斎は、頷(うなず)いて物珍し気な目を連れの、闇太郎から離さずに、「して、それなる人物は、何者じゃ?」「平素より御隠居さま、一芸一能のある者共を、あまさず、御見知り置き遊ばしたいという、お言葉を承(うけたま)わり居りましたれば――」と、平馬は手を突いたまま、「これなる者は、今宵、御隠居所をさして参りまする途中、測らず、柳原河岸にて出会いました人物――...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...目蓋(まぶた)も合わぬというような気持は誰にもある」三斎隠居は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...青年の頃から、彼自身の心に、喰い込んでしまった、不思議な欲望――骨董癖(こっとうへき)、風雅癖(ふうがへき)が昂(こう)じた結果の、異常な蒐集慾、それを満たすために、どれ程、うしろ暗い、汚らわしい行為を、繰り返して来ていた彼であったろう!その衷情(ちゅうじょう)を、三斎はいま、不図(ふと)言葉に漏らしてしまったのだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...――三斎隠居が、何といったところが、娘が一あし踏みそこなって見れば、もう何の口出しも出来なくなるわけだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...三斎さまの御見物を...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「しかし、わしは、よいところに通り合わせたと思っておる――」と、老人は、刺すような調子で、「敵を仆(たお)すには、その根幹を切らねばならぬ――ああした場所では、とても大物を仕止められようとは思われぬでな――いたずらに、こだわって、大立者を逃すようなことはせぬものだ――雪、そなたは、折角、松枝町に近づいたであろうに――」「えッ」と、雪之丞は、おどろかされて、「三斎と知り合いましたを、どうして御存知でいられます?」「わしの八卦(はっけ)、観相は、天地を見とおす――と、言いたいが、実はな、この老人も、中村座の初日が、気になって、のぞきにまいった――すると、あの一行の幕張りがあって、大分、そなたに執心(しゅうしん)しているように見えたゆえ――」老人は、いくらか微笑して言って、「いま俄(にわ)かに、そなたが動き出したら、抜目のない三斎、何となく危さを感じて、他国者なぞ、身近く寄せるようなことはせなくなるぞ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...三斎屋敷の秘事を――浪路(なみじ)失踪(しっそう)について...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...びっくりなさらぬようおねげえいたしますぜ」三斎の目口は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...じゃによって頼みたいことがある――まそッと近う」二一「わかったな!善悪無(さがな)い口をふさいでくれるよう、よきに頼むぞ」と、三斎隠居は、苦みを嘗(な)めるような口つきをしていって、門倉平馬を、ジッと見て、「但し、仕損ずるにおいては、恥辱の上塗り――貴さま、二度と出入りを許されぬばかりか、きびしい目に逢うであろうぞ」「ハッ、委細(いさい)、わかりましてござりまする」「のみならず、このことを知るもの、かの者のみでは無いと思う...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...三斎公は御薙髪(ごていはつ)遊ばされ候てより三年目なりしが...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...次いで正保(しょうほう)二年三斎公も御卒去遊ばされ候...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...三斎公その時死罪を顧みずして帰参候は殊勝なりと仰せられ候て...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...晩年の沢庵と三斎は...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...信長歿後の、妙心寺と藤孝の関係や、藤孝歿後の細川家との交渉やらを細述して行ったら限りもないからやめるが、とにかくそんな風に、幽斎藤孝の終った後も、三斎忠興、それから武蔵の知遇を得た忠利の代までも、その法系と藩とは、幽斎在世の当時ほどではなくても、中祖の菩提所を通じて、変らない関係にあったことだけは認められよう...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...三斎公は、聞いて、(長老の内海孫兵衛丞に千石...
吉川英治 「宮本武蔵」
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