...丁度丈の高いヨルダンの蘆のゆららかに星を撫でてゐるやうに...
芥川龍之介 「続西方の人」
...丈の高い芦に囲まれた...
芥川龍之介 「沼」
...庭には丈の高い雑草や刺(とげ)のある蕁麻(いらくさ)がいっぱいにはびこってしまった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...墓の下方には丈の高い薄気味の悪い薊(あざみ)が枯々とした銀灰色を呈しながらむらがっていた...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...彼はすぐに金ピカの役服を着た丈の高い使丁と...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...丈の高い書机の向うに腰掛けているのを一目見ると...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...丈の高いのと、面長(おもなが)な顔の道具の大きいのとで、押出しが立派であったが、色沢(いろつや)がわるく淋しかった...
徳田秋声 「爛」
...十七世紀頃の派手な洋装で、丈の高い、愛嬌のある碧(あお)い眼と紅(べに)をぼかした頬...
中里介山 「大菩薩峠」
...丈の高い角行燈が一つ聳(そび)えている――という道具立てなのですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...丈の高い男の嚴丈さうな腕に...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...人間よりも丈の高い...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...丈の高い炉には時計とキヤベツとが彫つてある...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「十三時」
...自分より身丈の高い芒の中を掻(か)き分けて...
堀辰雄 「幼年時代」
...あたりには丈の高い落葉樹が多く...
牧野信一 「悪筆」
...素直に丈の高い百合子が...
牧野信一 「南風譜」
...我々の塾において或る丈の高い少年が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その背丈の高い、肩の跼(かが)んだようなうしろ姿を見やりながら、菊千代は呼びとめて話しかけたいという強い誘惑に唆(そそ)られた...
山本周五郎 「菊千代抄」
...背丈の高い怒り肩のかなり際だった風貌なのに...
山本周五郎 「日本婦道記」
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