...そんな縁の――万々一あるまいが――結ばる事が...
泉鏡花 「薄紅梅」
...万々一、実家(さと)の親が困窮して、都合に依って無心合力(ごうりょく)でもしたとする...
泉鏡花 「婦系図」
...万々一、マドロスが、あの轍(てつ)を踏んで、あの時とは場合も違うし、清吉と、マドロスとは、性格に於ても比較にならないが、それでも、万々一……清吉のことを考え出してみると、駒井も、マドロスのために不安がこみ上げて来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それよりもなおいけないのは、万々一、そんなことは予想するさえいやで、また予想するほどの必要が微塵(みじん)もないことですけれども、島の検分に赴(おもむ)いた船長さんと田山さんの一行の上に、何かの異変が――というようにまでもお松は念を廻(めぐら)してみるのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから、万々一、おたがいの中に我儘(わがまま)気儘(きまま)が昂じて、他の害悪をなす場合には、他の世界では、直ちにつかまえて牢へ入れたり、首を斬ったりするのですが、ここでは一切、そういう刑罰は用いますまい、刑罰の代りに遠慮を申し渡しましょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...万々一新聞にでも掲載されるような事になると...
野村胡堂 「女記者の役割」
...万々一そんな事が大公儀の耳へ入ったら...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...と申すのは、お染をベアトリーチェにして、その神聖な記憶を胸に畳んだまま、ブラジルへ逃避しようとした藤波金三郎が、斯(こ)んなことからフト恐ろしい誘惑に打ち負かされ、万々一にも、ベアトリーチェの神聖を冒涜するような事があっては、二十五歳まで童貞を守り続けて来た自分の精進も、日本を見限ってブラジルへ行こうとした決心も、たった一ぺんに土崩瓦解しそうに思えてならなかったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...正直と馬鹿力が取得のガラッ八が、万々一、その頃の岡っ引の習慣に引摺り込まれて、うっかり役得でも稼ぐ気になったら、貧乏と片意地を売物にしてきた、平次の顔は一ぺんに潰(つぶ)れることでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...万々一暮しに困るとか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...老中が家臣に毒を盛られてはならぬな」「ハッ」「万々一にも左様の不心得者があれば...
野村胡堂 「礫心中」
...万々一鶴子嬢の自殺の件が漏洩するようなことがございましょうとも...
久生十蘭 「魔都」
...こののち万々一も外国人雑居などの場合に及び...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...小平義雄が万々一死刑を免れ...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...それでいけないッたらまたそのときはそのときのことだ」万々一...
正岡容 「小説 圓朝」
...ひとりで行って万々一妙なことになるといけませんから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...誠に万々一之御備に漢科之者御供被仰付候儀と奉存候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...(b)ところで万々一...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
便利!手書き漢字入力検索
- サッカー選手の吉田麻也さん: 日本代表のサポートプレーヤーとして帯同し、経験を生かしてチームを支える。 ⚽️
- 野球選手の佐々木朗希さん: ドジャースの先発投手で、7回2安打無失点10奪三振の好投を見せた。🔥
- タレントの網浜直子さん: 松山三四朗さんとの離婚を発表🎤
