...七瀬の手は、いつの間にか、守り刀の袋へかかっていた...
直木三十五 「南国太平記」
...七瀬が、身を引こうとすると「こわいっ、いやっ――」寛之助が、烈しく、身体を悶(もだ)えて、小さい拳をふるわせつつ、七瀬の襟をつかんだ...
直木三十五 「南国太平記」
...夢でもなく、うつつでもなく、凄い幻を見ましたが、これが、若君を脅かすらしく、幻が出ますと、急に――」八郎太の眼が、険しく、七瀬へ光った...
直木三十五 「南国太平記」
...じっと見つめて「他言する事ならぬぞ」七瀬が「まあ...
直木三十五 「南国太平記」
...七瀬は、次の間の箪笥(たんす)を、ことこと音させていたが「お支度が出来まして、ござります」八郎太は、箱を置いて「元のように入れておけ」と、小太郎へやさしくいって立上った...
直木三十五 「南国太平記」
...「やっと、見つかった」と、七瀬へ、笑いかけて、御叩頭した...
直木三十五 「南国太平記」
...七瀬が振向くと、駕の中の人の眼が光って「七瀬殿、何を愚図愚図」と、叫んだ...
直木三十五 「南国太平記」
...七瀬の横に立っていた...
直木三十五 「南国太平記」
...「御用は?」七瀬は...
直木三十五 「南国太平記」
...七瀬は、身体を顫わせていた...
直木三十五 「南国太平記」
...「あれは――」七瀬は...
直木三十五 「南国太平記」
...七瀬は、裾を下ろし、髪へ手を当てて押えてから、綱手へ「よいか」と、振向いた...
直木三十五 「南国太平記」
...お立ちなされませ」七瀬は...
直木三十五 「南国太平記」
...「卑怯なっ、何故立たぬ」百城は、大人気なく、女一人ぐらいを対手に、立ちたくなかったが、七瀬は、立ちもしない百城に、女と侮られていることを感じると、だんだん憎しみを深くしながら(娘を欺し、自分を欺して――顔に似ぬ、図々しい――)と――そう感じて来ると、気が苛立って来た...
直木三十五 「南国太平記」
...と同時に、七瀬は、両手に力を込めて、斬りつけた...
直木三十五 「南国太平記」
...斉興公の御一行に入っている筈であるが――」「何うして? 七瀬殿が...
直木三十五 「南国太平記」
...「定めて、憎く思われようが――全く、過って――」庄吉が「何故、七瀬殿を、お殺しなさいました」鋭く云った...
直木三十五 「南国太平記」
...淀(よど)川の七瀬に祓いの幣が立てられてある堀江のほとりをながめて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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