...南洲一見して瞿然(くぜん)たり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...一見してこの本堂の建築様式が...
伊藤左千夫 「春の潮」
...一見して普通の漆ではない...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...一見して、正規の逮捕状であることがわかった...
江戸川乱歩 「影男」
...一見して、何の関係もない様な、この二つの事柄に、凡ての秘密が伏在しているのですわ...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...三十歳前後の一見して重症の貧血だと判る農夫が待つてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...そこと正文夫婦の住む母家(おもや)との間には一見して判る気風の相違が現れてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...あるいは自分で親しく一見して...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...この図を一見して感受する所のものは遠近法に基く倉庫及び運河の幾何学的布局より来る快感なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...あさかの山――黒塚の岩屋をそれぞれに一見して...
中里介山 「大菩薩峠」
...わたくしは一見して魂を飛ばせるほどでございましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...読者の一見してすぐ気の付く事のみだからわざと略した...
夏目漱石 「『煤煙』の序」
...手紙を一見して早速(さっそく)泊めて呉(く)れて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...一見して親子とわかる目鼻立の母親に面して...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...義元は、すぐ封を切って、一見していたが、「……猪口才(ちょこざい)な」黒々と鉄漿(かね)を染めた歯が下唇を噛んでいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...「一見しておこう」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...鷲尾博士は一見して...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...およそ人態(にんてい)と所持品の多寡(たか)を一見して知る明(めい)は持っているはずである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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