...その次にひどく落ち付かぬ様子をし出したのは事務長と向かい合って食卓の他の一端にいた鬚(ひげ)の白いアメリカ人の船長であった...
有島武郎 「或る女」
...広々とした草原の一端にあって...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...「世界の他の一端において...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...一端に玉(たま)有るもの...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...彼らは今ねじまげた煙筒の金網の一端に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...柄の一端に唇を當てながら劇しく吸ふ...
南部修太郎 「阿片の味」
...一端にS字型の罠(わな)を作り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次は血の附いた凧絲(たこいと)の一端に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その一端に何か綱のようなものを結びつけることが必要となった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...第三は煎茶(せんちゃ)の湯ざましの一端に蜻蛉(とんぼ)をとまらせその尻を曲げて持つ処にしたるなり...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...桔梗が原の一端に立つて仰ぎ見る穗高の氣高さは...
吉江喬松 「山岳美觀」
...燃え尽きると、すぐあとの附木(つけぎ)へまた火を移して、そこらを照らして見ますに、やはり金吾の察しにたがわず、そこは何処の城にも必ずあるべきはずの間道で、殊に、開鑿者(かいさくしゃ)の名とおぼしく、岩壁面の一端に、こういう文字が彫られてあるのを見出しました...
吉川英治 「江戸三国志」
...後を閉めておくれ」鉄柵の一端に隙(すき)を作ると...
吉川英治 「江戸三国志」
...地蔵岬の一端に立たれて...
吉川英治 「私本太平記」
...艫(とも)の一端にしつらえた...
吉川英治 「私本太平記」
...やや離れた松林の一端には...
吉川英治 「新・水滸伝」
...裏山の一端に耕地をもらって...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その平地の一端に水溜りほどな池があって...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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