...その次にひどく落ち付かぬ様子をし出したのは事務長と向かい合って食卓の他の一端にいた鬚(ひげ)の白いアメリカ人の船長であった...
有島武郎 「或る女」
...私は縁側の一端に...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...これは長い紐の一端に...
井上良夫 「J・D・カーの密室犯罪の研究」
...フォームの一端に集って...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...長いテーブルの一端に...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...そうしてその切尖(きっさき)はガッシと葛籠の一端に当る...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬子は提灯を羽目(はめ)の一端にかけて置いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...歌舞のことに就いて一向知識のない私には、善くも分らないが、四十人ばかりの婦人が二つの大きな輪を作り、外の方は年の取つた人々で、其の一端には、最も年上の五十位のお婆さん連が八人、紫や紅の布を頭に卷き太鼓を持ち、他の人々は皆な四つ竹や扇子、拂子樣のものを手にしてゐる...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...馬蹄形(ばていがた)の一端に寄った方にあった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...森を三つばかり越えた嶮崖の一端に西洋風のホテルがあつた...
牧野信一 「スプリングコート」
...殆ど楕円形をなし而も一端にくびれがある...
柳宗悦 「赤絵鉢」
...大きな島の一端に届いた外来事物は...
柳田国男 「海上の道」
...それが前後の一端に偏して行くのは自然であり...
柳田国男 「海上の道」
...その無限の魅力を持つ空線の一端に自分の身を置いて...
吉江喬松 「山岳美觀」
...ふじヶ根山の一端に...
吉川英治 「新書太閤記」
...飯盛山の一端に立ち...
吉川英治 「随筆 新平家」
...彼は机の一端にあるメモの用紙へ何か書いて...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...すが/\しく釣竿の一端に注がれてある...
若山牧水 「古い村」
便利!手書き漢字入力検索
