...フードセンサーで厚みを測るため、サンドイッチの一片を極薄にスライスする...
...中国の古詩で、唐の詩人白居易によって詠われた「長恨歌」において、「一片花飛渡千山、疑是銀河落九天」という有名な句がありますが、この句中に出てくる「千山」というのは、武帝の陵墓がある武夷山のことを指しています...
...庭辺一片の食なし...
有島武郎 「星座」
...さて彼の一片の小扇をとつて以前の如くそれに浮べた...
石川啄木 「葬列」
...一片の賢さは月にとどく記念碑よりも長く人の心にとどまるであろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...一片の肉も口に入れた事がないといったそうである...
辰野隆 「二人のセルヴィヤ人」
...ただ首の延長であり肉体の一片である...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...油紙に包んだパンと一片の豚肉とをほどいて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もぎとっている現実の一片は...
中井正一 「レンズとフィルム」
...余倉皇(そうこう)として車を先生が白金(しろかね)の邸(てい)に走らするに一片の香煙既に寂寞として霊柩(れいきゅう)のほとりに漂へるのみ...
永井荷風 「書かでもの記」
...二人の唇の間に林檎の花の一片(ひとひら)がはさまって濡(ぬ)れたままついている...
夏目漱石 「幻影の盾」
...記憶の一片さえも浮ばないほど...
萩原朔太郎 「猫町」
...たった一片のパンで...
林芙美子 「新版 放浪記」
...我輩は満天下の人を相手にしても一片の禿筆(とくひつ)以て之を追求して仮す所なかる可し...
福沢諭吉 「新女大学」
...一片の花やかなる雲を追って...
牧野信一 「ゼーロン」
...古来鼠小僧の墓石の一片を所有して会場に赴けば...
正岡容 「下谷練塀小路」
...または海の底の一片の藻(も)の葉まで...
柳田国男 「海上の道」
...もしかすると埃及(エジプト)の木乃伊(ミイラ)の一片よりも高価なものでは御座いますまいか...
夢野久作 「少女地獄」
...判事は自分のただ一片の不純な恐怖のために...
横光利一 「マルクスの審判」
...今日まで一片の通知状さえくれないでいた...
蘭郁二郎 「地図にない島」
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