...一段と面白かろう...
芥川龍之介 「竜」
...一段と大きく岩の崩(くず)れる音とともに...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...そのころ火のついた油タンクは火勢を一段とつよめて燃えさかる...
海野十三 「大空魔艦」
...もしも帆村が一段と声を励まして気を引立ててやらなかったら...
海野十三 「蠅男」
...そんなあさましさも一段といやな気持を強めたのだった...
高見順 「如何なる星の下に」
...馬は鞭(むち)の響に一段と跳び廻った...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...また一段と声が大きくなったようだ)朝の椰子影の長く曳(ひ)いた運動場へと行進して行くのは...
中島敦 「環礁」
...一段と激しさを加えました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こうして二人はゆっくり一段一段と降りていき...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...ソローハが誰よりも哥薩克のチューブに対して一段とちやほやしてゐることに気がつくだらう...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...冬来り河原の石も人妻の心の如く尖り行くかな冬ともなれば人妻の仕事が一段とふえるので...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...一段と屹とした切り口上で...
牧野信一 「F村での春」
...芸術家たちは其とは知らず一段と新しい境地の敷居に立った姿を示すのであろうか...
宮本百合子 「旭川から」
...それは却って一段と低くなった感じで扱われて来ました...
宮本百合子 「公のことと私のこと」
...さらに一段と細くし...
柳田国男 「木綿以前の事」
...同じ態度を一段と精透に...
柳田国男 「木綿以前の事」
...さっきよりは一段と星が明るくなったように思えた...
山本周五郎 「橋の下」
...各個の感性的直感の相違によりてなお一段と独断的なものである...
横光利一 「新感覚論」
便利!手書き漢字入力検索
