...初穂を収穫するときは、神棚にお供えするために一束とっておく...
...それから――(ヘルマーが一束の書類を持つて廊下の扉から入つて來る)ノラ あら! もう歸つてらしつたの?ヘルマー あゝ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...その内のほんの一束か二束で...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...後者は、砂糖屋の老婆と釘を作って売る店の老婆とが、一束の糸を、夫々自家のものだといって訴え出る...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...一束(いつそく)の柴雪車より転(まろ)び落(おち)...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...しかもこれらのいっさいを一束にしても天秤(てんびん)は俳諧連句のほうへ下がるであろう...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...入院の翌日A君が菜の花を一束持って来てくれた...
寺田寅彦 「病室の花」
...困窮な小売商人らから取っていた借用証書の一束を火中に投じた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...十把一束(じっぱひとからげ)に罵倒するくらいの勇気がだんだん出てくるんだと思った...
夏目漱石 「坑夫」
...中から一束の紙幣(しへい)をつかみ出す...
夏目漱石 「野分」
...内懐(うちぶところ)からクララのくれた一束ねの髪の毛を出して見る...
夏目漱石 「幻影の盾」
...鼻紙一束 弐拾銭...
林芙美子 「新版 放浪記」
...一束にした草鞋(わらじ)と一歩一歩踏み昇る場合の足場を掘るためのスコップとを鞍の一端に結びつけて来たのであるが...
牧野信一 「ゼーロン」
...家を持っていないのだからと云って一束もわけなかった...
宮本百合子 「「うどんくい」」
...一円五六十銭の小説は大体半分で一束にかっさらって行ったのとは大ちがいで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...最後の一束のみは笠(かさ)のように...
柳田国男 「海上の道」
...記憶している話の一つに『葱一束』というのがあった...
柳田国男 「故郷七十年」
...一束にからげておけ」と...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...シナの大型紅紙一束...
和辻哲郎 「鎖国」
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