...凡てこれ等の事を決定するものは唯自己の一心である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...旅行の費用を拵へたい一心でお出でになつたから...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...ただ妻の歓心を買いたい一心で...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...少しも早く汽車を逃れ出たい一心で...
谷崎潤一郎 「恐怖」
...女の顔を見たいが一心である...
近松秋江 「霜凍る宵」
...ほんとのことを知られたくない一心で...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「土色の顔」
...立去ることを忘れるほど一心でありましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...掃除をして置いて亭主に譽められたい一心ですからね...
長塚節 「おふさ」
...佐野求馬は虚仮(こけ)の一心で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金之助憎さの一心で持つて行つた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身軽になりたい一心で...
久生十蘭 「海難記」
... だらだら 気持ちよく ねていたい その一心で...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「きつねめさんのはなし」
...彼は仕事の夢にばかり一心で上の空だつた...
牧野信一 「創作生活にて」
...「その軍鶏で御馳走(ごち)になりてえ一心で私ァ一昨年(おととし)手伝いにいったんだ...
正岡容 「小説 圓朝」
...お艶忘れようの一心で...
正岡容 「寄席」
...おれはこの傷にさわりたくない一心で海岸のこの町を避けつづけてきたというのに...
山川方夫 「夏の葬列」
...この銀五郎の一心で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...一切法一心である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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