「一廉」の意味
ある程度の価値や能力があること
「一廉」の例文(場面別)
- ビジネス彼は一廉の技術を持っているので、プロジェクトリーダーに抜擢された。
- 日常会話このレストランは一廉の味を提供しているので、いつも満足できる。
- ニュース新製品は一廉の性能を誇り、市場で高い評価を受けている。
小説での「一廉」の使い方
...そして維新の風雲の間に一廉(ひとかど)の地位を占めて来た...
大隈重信 「青年の天下」
...何か自分では一廉(ひとかど)の彫刻師になったような気持で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...一廉(ひとかど)の紳士に何の必要もなく耻(はじ)を掻(か)かしたように思えて仕方がなかった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...一廉(ひとかど)の勇士の首であったら皆そう云う風に綺麗(きれい)に汚れを除いてから...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...自分ではその日から一廉(ひとかど)のハウスワイフになったつもりで...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...それでもう一廉の小説作者である...
田山録弥 「小説新論」
...『埋木』と『即興詩人』とは、当時、苟くも文学に志してゐるものゝ読まぬものはないといふ位に評判のあつた作で、一廉の作家達も、それに由つて裨益されることが多かつた...
田山録弥 「明治文学の概観」
...一廉(いっかど)其道の巧者(こうしゃ)になったと思う者もあろう...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...共に材幹手腕ある一廉の人物にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一廉(ひとかど)の男にとっては答えるのも面白くないような質問をかけると...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一廉(ひとかど)の人物のように言い囃(はや)された能登守...
中里介山 「大菩薩峠」
...伯父は一廉(ひとかど)の見識をもっていた...
中谷宇吉郎 「由布院行」
...自分ではもう一廉(ひとかど)の生物学者になった気でいた...
中谷宇吉郎 「私の履歴書」
...一廉の歌人となり...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...一廉の南米種になりすますと...
久生十蘭 「悪の花束」
...個性を考へるといふことは丁とか戌とかに匹敵する惡業のやうに狎らされてゐたので「君の意見はそれはそれとして一廉であり……」とか「意志の自由に於いて……」とか「誰が誰を掣肘出來るものか……」などといふ言葉が悉く絶大なる美しい響きを持つて感ぜられた...
牧野信一 「文學的自叙傳」
...下村などと一廉の文科生振つた口を利くやうになつたが...
牧野信一 「文學的自叙傳」
...右の方々には一廉(ひとかど)の識者もあるのに...
牧野富太郎 「植物記」
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