...十分たつかたたぬ中にわしはどうやら一廉(ひとかど)の豪華の児になつてしまつた...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...洒落は一廉(ひとかど)の人間のする事...
泉鏡花 「薄紅梅」
...行く末は一廉(ひとかど)の富本の名人になろうと評判された位でありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...「お婆ちゃん」も一廉(ひとかど)の論客で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...自分に箔(はく)をつける一廉(ひとかど)の洋行か何ぞのように思われていた...
徳田秋声 「あらくれ」
...一廉(ひとかど)の店が持てることを考えると...
徳田秋声 「あらくれ」
...一廉(いっかど)の食通であり...
徳田秋声 「縮図」
...一廉(いっかど)其道の巧者(こうしゃ)になったと思う者もあろう...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ここに枕を並べた者共もみな一廉(ひとかど)の剣術じゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...一廉(ひとかど)の人物のように言い囃(はや)された能登守...
中里介山 「大菩薩峠」
...一廉の画家のような口をきいて...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...一廉(ひとかど)の彫刻家になってしまったのである...
中谷宇吉郎 「由布院行」
...官僚の砥石で研ぎあげられた一廉の練達だから...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...下村などと一廉の文科生振つた口を利くやうになつたが...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...その教官には一廉(ひとかど)の学者が多く...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...」榮一は一廉(ひとかど)のいゝ思ひ付きのつもりで云つたことを...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...兎(と)に角(かく)一廉(ひとかど)の大工場になった...
森鴎外 「里芋の芽と不動の目」
...一廉(ひとかど)の物を拵えた気になっているが好い...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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