...ほんとうは一度も山に登ったことはありません...
有島武郎 「かたわ者」
...只の一度も意地の悪い言葉を耳にしたことがない...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...唯の文学青年としても私は彼に悩まされたことは一度もない...
宇野浩二 「質屋の主人」
...家内を一度も見掛けないのです...
海野十三 「人間灰」
...一昨夜大宅は一度も来なかった...
江戸川乱歩 「鬼」
...まだ一度もつかまったことがないというやつです...
江戸川乱歩 「影男」
...一度もなかつたのにさういふことを言つてゐた...
小穴隆一 「二つの繪」
...天保五年以来(このかた)一度も継(つ)ぎ更(か)へた事のない頭を下げると...
薄田泣菫 「茶話」
...つい私はその後一度も東京の土を踏まないで...
相馬御風 「校歌「都の西北」と私」
...とう/\一度も啼かなかつたが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...貴方は結婚しない前だって一度も来て下すったことはないじゃありませんか...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...八十歳で死ぬまで一度も風邪を引かないような人があったら...
寺田寅彦 「変った話」
...一度も見立ててくれたことはなかった...
徳田秋声 「縮図」
...まだお梅姐さんのような女に逢ったことは一度もない...
野村胡堂 「百唇の譜」
...大勢の前で唄ったことなど一度もないので...
久生十蘭 「キャラコさん」
...もう一度もとのところには戻るまい...
三好達治 「銀座街頭」
...朝から一度も食事をしていない...
山本周五郎 「七日七夜」
...引つ越し先の家を自分で見て決めたことは一度もない...
吉川英治 「折々の記」
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