...一つもなかったのですが」「おや...
海野十三 「空襲葬送曲」
...「後生願わん者は糂甕(じんたがめ)一つも持つまじきもの」とは実際だ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...一つもんどり打って...
直木三十五 「南国太平記」
...一つもないのである...
中井正一 「美学入門」
...道徳的勇気なんぞの呑込める面(つら)は一つもないのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...人声らしい人声は船内から一つも外へ洩(も)れないで...
中里介山 「大菩薩峠」
...鳥右ヱ門にぴつたりあふやうなしやうばいは一つもありませんでした...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...元の形を存して居るものは一つもありませんが...
野村胡堂 「古城の真昼」
...途中で掏り替えられるはずは万に一つもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「十七年の間に一つも後ろ暗いことのなかった女です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...本當の事はたつた一つもないのさ」「へエ――あれがねえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手踊の一つもやりそうな人柄です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私の欲望を充(みた)してくれるものが一つもない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...金石文などの遺物は一つもない...
柳田国男 「雪国の春」
...そうした事実すらハッキリと断言出来ない今の私……自分の過去を全然知らない……彼女の言葉を否定する材料を一つも持たない……親兄弟や生れ故郷は勿論の事……自分が豚だったか人間だったかすら...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...お話して悪いような事は一つも無いと思います...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...痘痕(あばた)の一つ一つも...
吉川英治 「松のや露八」
...その匕首には一つも指紋がないということで(自殺ならば手袋を持っていない彼女の指紋が残っているわけであろうから)漸(ようや)く「他殺」と決定された程であった...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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