「一つ」の意味
数量が一であること
小説での「一つ」の使い方
...その河一つ渡して給はれい...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...ただある教室の黒板の上に幾何(きか)の図(ず)が一つ描(か)き忘れてあった...
芥川龍之介 「保吉の手帳から」
...」前の意味に於いて彼に返答を強ひた批評はたつた一つあつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...彼はそれを打ち消すように、えへんと一つ、咳払いをやらかしてそれから懐中へ手をやった...
犬田卯 「競馬」
...いやきやさればおけ主のやうなかぼちや一つ種蒔きや千もなる男に奴隷のやうにこびりついて上べだけの自由を欲して我儘を言ふ他國の文明人とはちがつた處があります...
江南文三 「相川おけさ」
...一つ今日は私の秘密をお打ち開けいたしましょう...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...一つぱしの財産が出来るので...
薄田泣菫 「茶話」
...寧ろ一つことを完全にやり遂げるに如かず...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...手拭掛(てぬぐいか)け一つだって...
太宰治 「きりぎりす」
...この米友の不運を緩和するに足る一つの有力なる事情もありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その中の一つは柳田平治の長剣によって切って四段とされたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...玉子もまだ一つ残っていた...
夏目漱石 「明暗」
...支配的な均衡(シンメトリー)は一つもない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...一つかわして芝生の上に叩きのめすと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おれの言うことを聞かんじゃないか」チーフメーツは一つグッと押した...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...彼との友情を妨げるものがもう一つあつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...そのうちの一つ、例へば今日も四五日入浴しないので銭湯へ行かうと思ひ立ち仕度をして湯銭をガマ口から取出さうとすると、ぴつたり湯銭に適合する小銭がない...
牧野信一 「祖母の教訓」
...商売の歌を一つ詠みました...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
便利!手書き漢字入力検索
