...そのあたり一面がヌルヌルだった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...ヌルヌルした唇で...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...黒くヌルヌルした岩の上に這(は)い上(あが)る...
江戸川乱歩 「火星の運河」
...ヌルヌルした歯ぐきの感触が忘れられず...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...それは今では滑かなヌルデ(Rhus glabra)ですっかりおおわれ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...ヌルミとリトラと無数のその幼虫...
谷譲次 「踊る地平線」
...足許でヌルヌルする粘土...
中島敦 「光と風と夢」
...いまは綴込(ファイル)のクロースの表紙や帳簿の革背のヌルリとした感じしか指どもは知らない...
久生十蘭 「一の倉沢」
...指先にヌルッとしたものが触った...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...自分の掌に苔のようなものや爬虫類の肌のようなヌルヌルしたものがまつわりつき...
久生十蘭 「魔都」
...五月二十七日(月曜)十時起き、右眼まっ赤、ヌル/\涙出て、まことに憂鬱である...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...山ノイモもまた同じくヌルヌルとした補強品...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...右俣を登ったが上部はかなり急でヌルヌルしており油断はならなかった...
松濤明 「一ノ倉沢」
...どうしたの全体?柳子 ヌルヌルッとするじゃありませんか! なんの気なしにヒョッと触ったらヌルッとして...
三好十郎 「冒した者」
...その父の背中は真白くてヌルヌルと脂切(あぶらぎ)っていた...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
...笹の枝からヌルリとしたものが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...清水にぬれて海獣(かいじゅう)の肌(はだ)のようにヌルヌルした岩壁(がんぺき)を...
吉川英治 「神州天馬侠」
...去(イ)ヌル二十八日...
吉川英治 「新書太閤記」
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