...と云はざるを得ないね…………デカダンスの秋…………気取つたことを云ふなよ…………僕はそんなことがあるなんて信じられません...
芥川多加志 「四人」
...たとひデカダンスの詩人だつたとしても...
芥川龍之介 「本所両国」
...デカダンの藝術家にも表現派の藝術家にも適用するに違ひない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...頽廃的(デカダン)という事を口に讃美しながら...
石川啄木 「性急な思想」
...義雄は自分の「デカダン論」で説いた最も悲痛切實な自食的戀愛觀が...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...このデカダン興味は江戸の文化の爛熟(らんじゅく)が産んだので...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...そこにはデカダン的で男性的なものがあつた...
種田山頭火 「行乞記」
...自然主義、デカダン、ニヒリズム――すべて舶来の近代思想などいうものにロクなものはない...
辻潤 「ふもれすく」
...デカダンスは社会に於ける認識の無能化...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...思ふにデカダン芸術が好調子であつた時といふのは...
中原中也 「アンドレ・ジイド管見」
...憂ふべきデカダンスの教育ではあるけれども...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...デカダンと云へばそれまでゞあるが...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...デカダンの空気であり...
平林初之輔 「探偵小説壇の諸傾向」
...全く疲勞の椅子に身を投げ出したデカダンスの悲哀...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...笑つて済ませるといふデカダンには不幸にして陥入ることが能(かな)はないんだ...
牧野信一 「裸虫抄」
...しかしながら流行そのものがデカダンスになる場合...
三木清 「人生論ノート」
...春水はくだらなくてデカダンスであったにしろ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...グプタ朝芸術の一側面たるインド風のデカダンの香気に対して...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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