...その時カチリと音がしました...
泉鏡花 「怨霊借用」
...堅固(けんご)な格子(かうし)はミチリとの音(おと)も爲(せ)ぬ...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...がそれは冷たいコチリという音がして鋤の尖(さき)にぶつかって手毬のようにコロコロと転がりさま一同の方へ歯をむき出した...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...此方を向いて口をムツチリさせてゐた...
中原中也 「耕二のこと」
...またアルゼンチンと智利(チリ)との間にも成立することになっている...
中谷宇吉郎 「国際雪氷委員会のことなど」
...海の遠く島影遠く見渡せば波もしづかに青々と東亜の空も雲はれて風もそよそよ吹いて来る日の丸高くひるがへし海の遠くを船がゆく進みて共に勇ましくわれも海の子いざゆかむフウリンチリリン チリリンチン チリリン...
野口雨情 「未刊童謡」
...切られるとカチリと言つたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...サヤチリメン綸子(りんず)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...まわりの髪の毛が二銭銅貨大にチリチリに焦げている...
久生十蘭 「ノア」
...本版のはじまりの方で、我トチリ、何秒か穴のあくことあり、あと口わるし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...チリンチリン鈴の鳴るくぐりをくぐって...
正岡容 「寄席」
...こっちの分はしっかりした新芽がギッチリ出やした...
三好十郎 「樹氷」
...その年一月チリ公使館からチリ国政府では日本一流の地震学者を招聘して地震観測と震災予防に関する施設をしたいと申し入れがあったことをいったもので...
武者金吉 「地震なまず」
...一人のシチリア人は嫁入り前の二人の美しい娘をもっていたが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...パッチリと眼を開くとサア今日こそは大変な日だぞ...
夢野久作 「近世快人伝」
...思い切って眼をパッチリと大きく見開いて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...茶売りも見えぬが、そこの蔭で休もうか」「腰掛けもございます」采女は、チリを払って、藪八にすすめた...
吉川英治 「大岡越前」
...火縄(ひなわ)の火がチリチリと散ったせつなに...
吉川英治 「神州天馬侠」
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