...椅子やテエブルも白い上に細い金の縁をとつたセセツシヨン風の部屋だつたやうに覚えてゐます...
芥川龍之介 「河童」
...セセツシヨン式の本所会館は「牛乳デイ」とかいふものの為に植込みのある玄関の前に大きいポスタアを掲(かか)げたり...
芥川龍之介 「本所両国」
...一方において更(さら)にロセツより申出(もうしい)でたるその言に曰(いわ)く...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...セツセセツセと勇ましく飛んで行く...
千家元麿 「自分は見た」
...その機関が「セツル」で...
高見順 「いやな感じ」
...俺はもうセツルの診療所へは行かなかった...
高見順 「いやな感じ」
...セツセと郵便くばる冬の寒い日手足もこごえセツセ...
野口雨情 「未刊童謡」
...手品の蛇が飛んぢやつた!青い泡が固いセツケンになつてしまつた...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...私と恋人は野に転び小指をつなぎ合はせて接吻したが恋人は此世ではとても食つて行けないからと私の小さい胸をぶち抜かうとした赤い火花が固いセツケンになつてしまつた私は支那料理が食ひたくなつて海上を一目散に逃げ出したズドン一散! 私の貞操は飛んぢやつた...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...地所ノ儀ハ石狩府ニテ差図ニ及ブベキコト――右其(そ)ノ方支配仰セツケラレ候事」という許可であった...
本庄陸男 「石狩川」
...セツセとつれて行きなよ...
槇本楠郎 「プールと犬」
...九・四〇M)―有元に追い付く(一〇・五五)―第一悪場上(一一・四五)―天狗(以下二文字不明)(一三・〇五)―ビスケット食う(一四・〇〇)―※(一五・三五)―雪洞出来(一七・一五)(就寝二一・三〇)入口〈0℃〉(十頁空白)1月4日 フーセツ天狗のコシカケヨリ ドツペウヲコエテ 北カマ平ノノボリカヽリデビバーク...
松濤明 「槍ガ岳」
...大正元年の秋北米合衆國に渡り同三年の初夏の頃迄東部マサチュセツ州ケムブリツヂの學校町の下宿の二階に一年あまりを送つた間に書いたものを集めて一册とした...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...つづけて「ゴアンチャクニテアンシンツカレオタイセツニ ユリコ」として出しました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...シンセツナガテフサンデス...
村山籌子 「迷子ノジヤガイモ」
...セツナサ……その苦しみをヤッと通り越したと思うと今度は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...地中海に面した港の口に運河の設計者レセツプスが地図を手にして突(つゝ)立つて居る銅像を左舷に見ながら愈(いよ/\)欧洲に一歩踏み入(い)る旅客(りよかく)となつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...かの琵琶行(びわこう)の詩句をかりていうなら――大絃(タイゲン)ハ々(サウサウ)トシテ 急雨ノ如ク小絃(ゲン)ハ切々(セツセツ)トシテ 私語ノ如シ々切々 錯雑シテ大珠(タイジユ)...
吉川英治 「私本太平記」
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