...番紅花(サフラン)の紅(くれなゐ)なるを咎(とが)むる勿(なか)れ...
芥川龍之介 「三つのなぜ」
...彼は痛風にイヌサフラン(コルヒチンを含む)を使ったと言われている...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...穹窿(アーチ)形の入り口の中に菫と蕃紅花(サフラン)の油湯が用意してあったそれを...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...ジギタリス、アネモネ、グラジオラス、サフラン、そんな花々につつまれて、一日中、陽(ひ)があたっている明るさ暖かさでした...
田中英光 「オリンポスの果実」
...濡れ光るサフラン色...
中島敦 「光と風と夢」
...サフランはその黄色のために黄疸に使われる...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...サフランを少しばかり植ゑて...
林芙美子 「玄關の手帖」
...茴香(ういきょう)とサフランの香に悩みながら...
久生十蘭 「予言」
...河の水はサフラン色の病んだ色をしている...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「沈黙」
...その横にサフランがあって...
正岡子規 「初夢」
...それには先ず薬種屋からサフランを買ってその一匁(もんめ)を器へ入れて上から熱湯(にえゆ)を注(つ)いで暫く浸しておきますと黄(きいろ)い汁が出ます...
村井弦斎 「食道楽」
...別に前の通りバター大匙一杯でお米を狐色にいためてスープ二合と今のサフラン汁一合とを注して塩胡椒で味をつけて煮ます...
村井弦斎 「食道楽」
...書斎の内にはサフランの鉢が相変らず青々としている...
森鴎外 「サフラン」
...人間のする事の動機は縦横に交錯して伸びるサフランの葉の如く容易には自分にも分からない...
森鴎外 「サフラン」
...唯その最も強いぶどう酒にサフランその他の薬味をたくさんぶちこんだものを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一条の塵も落さぬ清潔さでサフランの花の満ちた牧場に包まれたこの街は...
横光利一 「旅愁」
...手枕のまま頬に冷たく触れて来るサフランの花の匂いを嗅いでいると...
横光利一 「旅愁」
...後方に設けられた海の店(シー・ストア)の一軒「サフラン」に這入(はい)った...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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