...アイロニカルな微笑を浮べている...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...アイロニカルな興味を以て書き列べて見たまでである...
石川啄木 「我が最近の興味」
...その一代記は最もアイロニカルな時代の文化史的及び社会的側面を語っておる...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...ことさらに寒冷紗へ描いた処に椿岳独特のアイロニイが現れておる...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...これをイロニイと聞いたのは私の歪みであったとおもうゆえ...
立原道造 「夏秋表」
...古典的の意味での芸術の存在することはむしろ一種のアイロニーであるかもしれないのである...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...この種の言葉はアイロニーにすぎないと云ってもいい...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...アイロニーは之に反して...
戸坂潤 「思想としての文学」
...アイロニーやパラドックスや警抜な特色づけが可能となり...
戸坂潤 「思想としての文学」
...譬喩やユーモアやウィットやアイロニーやを通じて現われる極めて普遍的な論議的文学技術になると...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ロマン主義的イロニーにまで盛上るのに一五〇年の立後れをした視覚でもある...
中井正一 「生きている空間」
...そうしていつの間にかこのアイロニーに一種の実感が伴って...
夏目漱石 「思い出す事など」
...いいじゃないですか」「だからアイロニーさ...
夏目漱石 「虞美人草」
...江戸ツ子的浮薄な皮肉とイロニイとで...
萩原朔太郎 「小説家の俳句」
...「乞丐相」のアイロニイのきびしい美しさのうちには...
堀辰雄 「「古代感愛集」讀後」
...アイロニイといふ一つの知的性質はギリシア人のいはゆるヒュブリス(驕り)に對應する...
三木清 「人生論ノート」
...一つの小さな反語的(アイロニカル)な存在ではあるまいかというような...
夢野久作 「暗黒公使」
...それを見ると全く妙なアイロニイを感ずる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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