...「渡(わたる)を殺そうではないか...
芥川龍之介 「袈裟と盛遠」
...その上をさらに精妙な霊がわたるのを見わけることだろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そこをわたるそよ風だわたしの手のひらのくぼみにはそこの水とそこの砂があるそのいちばん深いかくれがはわたしの想いのうちに高く懸かる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...微細にわたることなく漠然(ばくぜん)と話題に上せて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...青々と晴れわたる空の色と...
永井荷風 「西瓜」
...あの娘――あの冬籠りの人々――二階から三階にわたる陰気なる夜の音...
中里介山 「大菩薩峠」
...年代が前後數年にわたる割に...
長塚節 「土」
...一週間にわたる梅雨のために...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...一ノ橋をわたると...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ほととぎすみ山にこもる声きゝて木曾のかけはしうちわたるらん 伽羅生卯の花を雪と見てこよ木曾の旅 古白山路をり/\悲しかるへき五月哉 同又碧梧桐子の文に日と雨を菅笠の一重に担ひ山と川を竹杖の一端にひつさげ木賃を宿とし馬子を友とし浮世の塵をはなれて仙人の二の舞をまねられ単身岐蘇路を過ぎて焦れ恋ふ故郷へ旅立ちさるゝよし嬉しきやうにてうれしからず悲しきやうにて悲しからず...
正岡子規 「かけはしの記」
...日本全土にわたる配布網...
宮本百合子 「現代史の蝶つがい」
...いい心持のものが流れわたるようなうれしさで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...九州にわたるのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...風のわたる晴れあがった空へと...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...東国にわたる旅の報告で終始した...
吉川英治 「私本太平記」
...天文十四年から十六年にわたる合戦の果て...
吉川英治 「新書太閤記」
...二日にわたる激戦中...
吉川英治 「新書太閤記」
...仲店(なかみせ)から観音堂の界隈(かいわい)へわたる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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