...いかにも西洋じみた野暮(やぼ)くさい綿入(わたい)れを着ている葉子であった...
有島武郎 「或る女」
...手(て)に渡(わた)したのが手織木綿(ておりもめん)の綿入(わたいれ)一枚(いちまい)...
泉鏡太郎 「一席話」
...其(そ)の袷(あはせ)と綿入(わたいれ)を一枚(いちまい)づゝ...
泉鏡太郎 「一席話」
...「お父さんわたいお祖父(じい)さん知ってるよ...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...綿入(わたいれ)の木綿帽子(もめんばうし)も寒国(かんこく)の習(ならひ)とて見にくからず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...そばでは母親が賃仕事(ちんしごと)のあい間を見て清三の綿衣(わたいれ)を縫っていた...
田山花袋 「田舎教師」
...「しばらくだったねえ」「わたいもしばらくだわ」「お前さっきどうしてあんなに怒ったんだい」「あなたが...
近松秋江 「うつり香」
...そういう晩には綿入羽織(わたいればおり)をすっぽり頭からかぶって...
寺田寅彦 「追憶の冬夜」
...私(わたい)お金持ちだよ...
永井荷風 「すみだ川」
...」男は立上って羽織も一ツに襲(かさ)ねたまま壁に引掛(ひっか)けてある擬銘仙(まがいめいせん)の綿入(わたいれ)を着かけた時...
永井荷風 「ひかげの花」
...おれはあっちの綿入羽織(わたいればおり)を着て行こうか...
夏目漱石 「永日小品」
...ことに今年(ことし)はいつになく暖かなので袷羽織(あわせばおり)に綿入(わたいれ)一枚の出(い)で立(た)ちさえ軽々(かろがろ)とした快い感じを添える...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...綿衣(わたいれ)...
新渡戸稲造 「自警録」
...「わたい――お――お――おかあちゃんが――ないイ!」「あたしだって...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...わたい――学校、お母ちゃんいないイ!」セエラはロッティがまた泣き出しそうなのを知ると、自分の夢からさめて、ロッティのむっちりした手をとり、自分のそばへひきよせました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...「わたい、お母ちゃんがないイ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...わたいも悪婆の本性をあらわして...
三宅花圃 「藪の鶯」
...そして紫の銘仙の袷(あはせ)の下に緋の紋羽二重の綿入(わたいれ)の下着を着て...
與謝野晶子 「帰つてから」
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