...古風な恋わずらいをわずらい始めたのでございます...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...昔ならまあ恋とでも云うわずらいでございましょうと申し上げたと見えるのです...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...いっそこのままなおらずに――すぐそのあとで臥病(わずらい)ましたのですよ――と思ったのですが...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...死は戦勝にわずらいを与える独特の仕方を持っている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それはかえってわずらいとなるものだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...まもなくわずらいついて...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...あればあるほど累(わずらい)だ」「御叔母(おば)さんは承知したのかい」「承知しない」「承知しないものを……それじゃ御叔母さんが困るだろう」「やらない方が困るんだ」「だって御叔母さんは始終(しじゅう)君がむやみな事をしやしまいかと思って心配しているんじゃないか」「僕の母は偽物(にせもの)だよ...
夏目漱石 「虞美人草」
...これも渡世のわずらいだ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...「こんなに長わずらいをする人というものはどこかしら病人らしい気味悪さが自然にでてくるものですが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「悩ましく・おとろえて・力なく・うつうつと・思いわずらい(モルビデツア)」などといったぐあいに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...重責のわずらいいかばかりかと...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...尤も千万……」「ところが又その前の御寮さんが今のお熊さんを難産したアトの長患(ながわずらい)で死にまして...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...もし其方(そなた)がわずらいでもすると...
吉川英治 「江戸三国志」
...「おわずらいなさらなければいいが……」家付きの郷士たちはうわさしている...
吉川英治 「江戸三国志」
...こんどこそ一挙に積年(せきねん)のわずらいを除いて...
吉川英治 「私本太平記」
...またおわずらいでも...
吉川英治 「私本太平記」
...ひどい下痢をわずらいながら歩いて来たつかれと...
吉川英治 「新書太閤記」
...母も長い病患(わずらい)で亡くなる始末で...
吉川英治 「新・水滸伝」
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