...田舎のわずかばかりの田畑に恋着して...
太宰治 「花燭」
...ほんのわずかばかり...
津田左右吉 「学究生活五十年」
...わずかばかりの紙幣を財布(さいふ)に入れて出かける...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...わずかばかりの動詞や助動詞の使い方の変化によって...
中谷宇吉郎 「寒月の「首縊りの力学」その他」
...山肌のわずかばかりの凹みを水が流れ...
中谷宇吉郎 「天地創造の話」
...云うまでもなく父が遺(のこ)して行ったわずかばかりの財産である...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...わずかばかりの湯銭(ゆせん)を誤魔化(ごまか)しゃしめえな」「とんでもねえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...わずかばかりのいわゆる社会政策費さえの削減等々によって極度に生活水準を引き下げられ...
野呂栄太郎 「十月革命と婦人の解放」
...わずかばかりの楽しみをしゃぶることしか出来なかった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...……わずかばかりですが持ってまいりました」顎十郎は...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...先祖伝来のわずかばかりの土地だけだ...
久生十蘭 「あなたも私も」
...岩に獅噛(しが)みついたわずかばかりの羊歯と腕足類(カマロフォリヤ)...
久生十蘭 「地底獣国」
...恐らくわずかばかりではありましたけれど...
室生犀星 「玉章」
...降りることわずかばかり...
柳宗悦 「日田の皿山」
...しかるにわずかばかり西洋の慣習を学んだ者が...
柳田国男 「雪国の春」
...一月十三日御病気のほうも、思わしくなくて、今日も、やっぱり床に、つかれたまま、お食事も、わずかばかりで、ほんとうに心配です...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...縁側の面しているわずかばかりの空地なのであった...
山之口貘 「梯梧の花」
...わずかばかりの給料を取って...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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