...「よろしい、その通り」僕は伊藤はやはりよく出来るのだなと感心しました...
有島武郎 「僕の帽子のお話」
...夜のT市に棲息しているといってよろしい人種です...
海野十三 「深夜の市長」
...世は滔々(とうとう)として礼を名目にして、自己に反対する者には出鱈目(でたらめ)に不孝などの汚名を着せ、これを倒し、もっぱら自己の地位と富の安全を計り、馬鹿正直に礼の本来の姿を信奉している者は、この偽善者どもの礼の悪用を見て、大いに不平だが、しかし無力なので、どうにも仕様がなくて、よろしい、そんならばもう乃公(おれ)は以後、礼のレの字もいうまい、という愚直の片意地が出て来て、やけくそに、逆に礼の悪口をいい出したり、まっぱだかで大酒などという乱暴な事をはじめるようになったのではないかと思うのです...
太宰治 「惜別」
...これでよろしいとはおっしゃらなかった...
太宰治 「千代女」
...よろしい、来るかは任せる...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...明日でもよろしい...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...家鴨もよろしいですな」と高鳥真作は言いました...
豊島与志雄 「崖下の池」
...彼は坪井の説明をきいてから、大体よろしいが、金額の点は一人できめかねるから、後で御返事しようとのことだった...
豊島与志雄 「死の前後」
...「二階がおよろしいか階下(した)がおよろしいか伺うようにと...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「よろしいように」と...
直木三十五 「南国太平記」
...竜之助よりずっとよろしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...白雲は沈黙してしまいましたが、しかし物はわからないながら、この女の気性(きしょう)には、たしかに面白いところがあると思いましたから、「よろしい、その切支丹をひとつ描きましょう」と言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「よろしい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...一番上等で一番大きな奉書の紙は一枚いくらだ」番頭「大奉書(おおぼうしょ)は一枚三銭で」書生「水引(みずひ)きの一番大きいのは」番頭「一本二銭で」書生「一尺もあるような大熨斗(おおのし)は」番頭「一つ一銭五厘で」書生「よろしい...
村井弦斎 「食道楽」
...今度私が懇願したらよろしいと言われて借り受けました」と大自慢...
山本笑月 「明治世相百話」
...どうも大兄は律義(りちぎ)すぎて、現代人でなさ過ぎるよ、……よろしいと、受けてしまえばよいに」と、歯がゆそうに、顔見合わせていた...
吉川英治 「三国志」
...「……盲(めしい)の法師やその母ぐらいはよろしいが...
吉川英治 「私本太平記」
...およろしいので?』『いや――』と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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