...どうかするとぐらぐらとゆれるやつがある...
芥川龍之介 「槍が岳に登った記」
...渡る一歩ごとにふわりふわりとゆれる...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...足下が水にうかぶ木の葉のようにゆれるのをかんじたが...
海野十三 「少年探偵長」
...それは船がゆれると患者の身体が運動をするからである...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...傘のやうに日のゆれる軟風(なんぷう)はたちはだかり...
大手拓次 「藍色の蟇」
...本船へまいりますあひだ木の葉のやうにゆれるのでございますもの...
辻村もと子 「早春箋」
...風にゆれる野の草がさながら炎のように揺れて前方の小高い丘の丸山のほうへなびいて行く...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...丁度河の中ほどへ来た頃から舟のゆれるにつれて冷酒がおいおいにきいて来る...
永井荷風 「すみだ川」
...なんともいえないおそろしい瞬間……気が遠くなる前のあのよろめくような感じ……地面が足の下でぐらりとゆれる...
久生十蘭 「だいこん」
...これは嫌だ、ゆれるし、食ふのに困難する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...内に映つた椎の葉影が微風にゆれる...
北條民雄 「童貞記」
...風にふかれてゆれるたびに...
槇本楠郎 「きんまくわ」
...氷が割れて地震のやうに氷がゆれるので...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...障子を開(あ)けりやびつくりしたか小鳥は飛(と)んで小枝がゆれるこまかくゆれる...
水谷まさる 「歌時計」
...赤い花実にむかってする雀の啄(ついば)みやその啄みをかえそうとしてゆれる枝の景色はなかなかつきぬ風情をもって居ます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...マアこの鳥籠二階はゆれること...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...雲をかすめて渡る鳥の羽音すら燭にゆれるかのようである...
吉川英治 「三国志」
...坪(つぼ)(中庭)の暗がりに夕顔の花がゆれる...
吉川英治 「私本太平記」
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