...馬鹿」そして部屋をゆするような高笑(たかわらい)が聞こえた...
有島武郎 「カインの末裔」
...それで柱頭の上の葯(やく)をゆするやうになつてゐる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...大地をゆするポセードーン其時馬を解き放し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...夜半(よは)の風(かぜ)夜半の風何故にいこへる木立をゆする...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...玉蜀黍をゆする風の音につれて道端に鳴く蟲の音が俄に耳立つて來るので...
永井荷風 「羊羹」
...ところの物持ちをゆするのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは酒料(さかて)をゆするくらいのものだろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...こいつはゆするべき筋があると睨(にら)んだ時に限るのである...
中里介山 「大菩薩峠」
...突拍子(とっぴょうし)な音を立てて肩をゆする...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...その響きは胸に痛みをおぼえさせるのだった――少なくとも一瞬のあいだは胸をゆするような鐘の音であった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...「ゆするつもりか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...決して顔面の筋肉をゆすることなしに笑ひ声をたてて見ようと試みたこともあつたが...
牧野信一 「沼辺より」
...やがて彼等を愉快な移民とするだろう思え!八千キロを疾走する赤い列車が赤軍を満載して生産の動脈をゆする×動の響きを島々の突端にどよもす日孤島の政治囚の憂鬱な対岸の鉄扉にまで軋みを伝える日母なる間島をつらぬく満州=高麗の主線に対して東洋××(2)の最后の鋲をぶったつける北方の腕となる日を!栗鼠はむっくり首をあげ...
槇村浩 「ダッタン海峡」
...つかまへたいな小(ちひ)ちやな風を葉(は)つぱをゆする小ちやな風を...
水谷まさる 「歌時計」
...あれは取れぬと云ひながら子守はやけに脊ゆする...
水谷まさる 「歌時計」
...そのひとはまた美しい髪をゆするようにして軽い笑を口辺に浮べて黙っている...
宮本百合子 「女の歴史」
...どんなに激情をゆするだろう...
宮本百合子 「現代の主題」
...洗髪器(ゆするつき)...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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