...目の前に茅葺(かやぶき)が顕(あらわ)れたり...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...三日も着ればやぶけるようなものばかりだし...
犬田卯 「瘤」
...お客(きゃく)さまのズボンをかみやぶったではねえか……」そして車の輪(わ)のあいだから...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...その二十トンの塵塊は反対の艇壁をつきやぶって外へとびだしてしまいましたから...
海野十三 「火星探険」
...ぼろぼろにやぶれた着物を着て...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...そのしずけさをやぶって見物席のすみから...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...神と仏がおうたなら巽(たつみ)の鬼をうちやぶり弥陀(みだ)の利益(りやく)をさぐるべし六道(ろくどう)の辻(つじ)に迷うなよ「何だか辻褄(つじつま)の合わぬまずい文句だし...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...錠(じょう)まえやぶりの名人が持っているような万能かぎたば...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...背廣の服のやぶれから尻尾(しつぽ)を出して逃げちやつた...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...やぶれかぶれである...
太宰治 「新釈諸国噺」
...ここのは藪(やぶ)ッ蚊(か)なんだからなかなか本所どころじゃあない...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...藪(やぶ)から棒に...
中里介山 「大菩薩峠」
...武蔵野のままの木立も藪(やぶ)もあった頃のことです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...破(やぶ)けた窓の障子から覗(のぞ)くとね...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...そこで話の糸口をやぶらなければならぬと思うのであった...
本庄陸男 「石狩川」
...またもこの平和がやぶれるようなことになってはと……」「では...
吉川英治 「私本太平記」
...蝶群(ちょうぐん)の一角(かく)をやぶって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...さだめし村里の藪(やぶ)の畑の傍(かたわ)らに...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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