...徐(おもむろ)にこう云った...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...鉄鎖(てっさ)も丸太(まるた)もむきだしになっている...
アーネスト・トムソン・シートン 薄田斬雲訳 「動物物語 狼の王ロボ」
...恰(あたか)もむかしの儒教思想と同様にそれを見て...
津田左右吉 「陳言套語」
...多くの人に喜ばれる流しをはなはだしく嫌忌(けんき)する人間もまれにはあるという事実を一つの事実として記録しておく事もむだではないかもしれない...
寺田寅彦 「備忘録」
...下劑もむろん有效である...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...弁信は再びおもむろに琵琶の調子をしらべにかかると...
中里介山 「大菩薩峠」
...おもむろに馬を曳(ひ)いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...よくいえば雑草の乱れ咲(さ)いたような趣(おもむ)きがある...
中谷宇吉郎 「実験室の記憶」
...自分であることは何もむづかしいことではないのだから...
新美南吉 「坂道」
...これは私よりもむしろあなた方にうかがいたい所です...
浜尾四郎 「死者の権利」
...……どうかお願いだから……」アムラは眉をおもむろに高く挙げながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...やがて徐(おもむろ)に夜が來る...
水野仙子 「輝ける朝」
...そんな気持ちなどをまったく持っていない人のほうへいろいろと好意を寄せた手紙をくだすってもむだなことなのに」こんなことを言うことがあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...世には知識よりもむしろ推量の上に立っていると自白する学芸が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こうなっては栄子にさからってもむだと思い...
山本周五郎 「青べか物語」
...団結のおもむくところ絶対の平和か戦争か...
横光利一 「欧洲紀行」
...どの程度の給与をうけていたかを一瞥(いちべつ)しておくのもむだではあるまい...
吉川英治 「新書太閤記」
...それを造幣局へ持って行くよりもむしろそれを銀行に売却する方が利益となるようにきめるべきである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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