...でもむさぼる様な視線を私のこの顔中へ――それはもう本当に「ああいやらしいな」と思われる位に...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...此方(こなた)へと法(のり)の御山(みやま)のみちをしへ昭和二年八月十一日 改造社主催講演会に出席のため高野山(こうやさん)に赴(おもむ)く...
高浜虚子 「五百句」
...御入手の趣(おもむき)...
太宰治 「虚構の春」
...神学によってよりもむしろ哲学によって論証せられねばならぬ諸問題のうち主要なるものであると...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...汽笛鳴りてこなたの列車はおもむろに動き初めぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...コンスタンチノープルへおもむき...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...偉大でなくなるよりもむしろ死ぬほうがよいのだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...厚ぼったい重い瞼がおもむろに持ち上がり...
豊島与志雄 「波多野邸」
...そうしておもむろに間毎(まごと)の襖(ふすま)や天井などについて説明を求めてみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...それはちょっと見るとまるで菜種の花と同じ趣(おもむき)を具(そな)えた目新らしいものであった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...朝の散歩の趣(おもむき)を久しく忘れていた僕には...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...これは地方(ちほう)によつてさういふのでたぬきもむじなと同(おな)じです...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...またあるときは蔓橋のゆら/\とするおもむきに恰も空中飛行の面白さに酔つて...
牧野信一 「バラルダ物語」
...一挙手一投足もむだのなきは恐れ入つたものなり...
三木竹二 「明治座評」
...とてもむずかしいつらい苦しいものよ...
村山俊太郎 「石をしょわずに」
...全軍の将士が物足らなさの騒音を漂(ただよ)わせたのもむりではない...
吉川英治 「上杉謙信」
...末森城の南――大海川を境とする茄子山(なすざん)と川尻(かわじり)の辺に赴(おもむ)かせた...
吉川英治 「新書太閤記」
...小子は海外におもむけば...
吉田松陰 「留魂録」
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