...そのもの静かな森の路をもの静かにゆきちがった...
芥川龍之介 「日光小品」
...もの静かな老嬢は...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...けれども、お姫さまは、もの静かな、考え深い娘(むすめ)でした...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人魚の姫」
...裁判官のもの静かな足の下に死刑執行人の爪がのぞいている...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...レオンハルトはいつもの静かな調子で答えて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もの静かなグラチアは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...朝は浴客もいったいにもの静かだ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...つまり、もう一方の男は髯面の男よりも大きいわけでなく、ずっと髯は少なかったが、もの静かな、ゆっくりとものを考える男で、身体つきがゆったりとし、顔の幅も広く、頭を垂れたままでいた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...この部屋の中に何かいる!もの静かな息づかいをしながら...
久生十蘭 「キャラコさん」
...そういえば、もの静かな、すんなりした白い手がご自慢の長女のメグは詩人の芳衛さんに当るし、色が浅黒くて、きりっと身体のしまった男の子のようなジョーはいうまでもなく鮎子さん...
久生十蘭 「キャラコさん」
...もの静かな調子でつぶやいた...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...表面だけはいかにももの静かな様子を佯っていた...
堀辰雄 「菜穂子」
...もの静かなる漠々たる明朗さに一切の疑惑と妄迷を呑み込んだ The Lethe(もの忘れ河)となつて...
牧野信一 「バラルダ物語」
...今夜は」相槌を打ってもの静かな旦那がうなずいた...
正岡容 「寄席」
...いつもの静かな声で...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...喪服の武将たちの影が、もの静かに、二の丸へ渡っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...パチというもの静かな烏鷺(うろ)の音が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...盲目の峰阿弥法師は与えられた席へ琵琶をかかえてもの静かに坐って...
吉川英治 「親鸞」
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