...もくもくと頬張りはじめた...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...黙々(もくもく)と立って...
海野十三 「恐しき通夜」
...地上に腹匍(はらば)っているような恰好の気球はもくもくと揺れていた...
海野十三 「空中漂流一週間」
...」私は滝口からもくもく湧いて出る波の模様を眺めながらうなずいた...
太宰治 「猿ヶ島」
...もくもく湧(わ)いて出て...
太宰治 「斜陽」
...乱雲がもくもく湧き立ったのなんのという言葉は...
太宰治 「新ハムレット」
...もくもくとかたまって蠢動(しゅんどう)している群衆の生温かい人いきれが...
谷崎潤一郎 「秘密」
...もくもく蚊帳のうちひとり食くふこの苦悩は私のみが知つてゐる...
種田山頭火 「松山日記」
...高角度に写された煙突から朝餉(あさげ)の煙がもくもくと上がり始めると...
寺田寅彦 「音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」」
...相変らず毎日人を焼く煙(けむり)がもくもくと埃(ほこり)色に空に舞いあがっている...
林芙美子 「魚の序文」
...河向うの大きい煙突からもくもくと煙が立っている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...彼の頭からは白い湯気がもくもくと立ちのぼった...
本庄陸男 「石狩川」
...関節のところがもくもくと波を打つのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...まだ相変らず煤煙がもくもくと丸まったり...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...製板所の構内だといふことはもくもくした新らしい鋸屑(おがくづ)が敷かれ...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...下には葡萄がもくもくした大きな藪(やぶ)になっていました...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...もくもくとして裏宮(うらみや)のほうへ杖(つえ)をひいていった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...無数の泡が、いちめんに、もくもくと、音を立てて、舷(ふなべり)にはじけて消える...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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