...こう可愛(めんこ)がられても肝べ焼けるか...
有島武郎 「カインの末裔」
...額と手とがまるっでめんこくて俺らもう少しで舐めるところだつた...
有島武郎 「骨」
...出来ない子は心がめんこいんだ...
有島武郎 「骨」
...血を蔽(おお)うことなくいつまでもこれを地に止(とど)めてその血の号叫(さけび)をして永久に終熄(しゅうそく)すること無からしめんことを求めたのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...史的発展の跡を明瞭ならしめんことを勉めざる可からず...
高木敏雄 「比較神話学」
...しかるに杉田老画伯は調子に乗り、一体この店には何があるのだ、生葡萄酒か、ふむ、ぶていさいなものを飲んでいやがる、おやじ、おれにもその生葡萄酒ちょうものを一杯ついでもらいたい、ふむ、これが生葡萄酒か、ぺっぺ、腐った酢(す)の如きものじゃないか、ごめんこうむる、あるじ勘定をたのむ、いくらだ、とわれを嘲弄(ちょうろう)せんとする意図あからさまなる言辞を吐き、帰りしなにふいと、老人、気をつけ給え、このごろ不良の学生たちを大勢集めて気焔(きえん)を揚げ、先生とか何とか言われて恐悦がっているようだが、汝は隣組の注意人物になっているのだぞ、老婆心ながら忠告致す、と口速に言いてすなわち之(これ)が捨台詞(すてぜりふ)とでも称すべきものならんか、屋台の暖簾(のれん)を排して外に出でんとするを、老生すかさず、待て! と叫喚して押止め申候...
太宰治 「花吹雪」
...それはごめんこうむって筆談にしようと思っているんですよ...
太宰治 「パンドラの匣」
...これを要するに我より外国に乗り出ださざるの大弊にて今日これを改めんことを欲す...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...面籠手(めんこて)かついで朝稽古から帰つて来る村の若者が「冷たいでしやう」と挨拶することもあつた...
徳冨盧花 「水汲み」
...子供の群(むれ)がめんこや独楽(こま)の遊びをしている外(ほか)には至って人通りの少い道端(みちばた)の格子戸先(こうしどさき)で...
永井荷風 「すみだ川」
...一 江戸時代のめんこ下町に家があった頃である...
中谷宇吉郎 「雑記」
...めんこの一つ一つを大切に撫でて...
中谷宇吉郎 「雑記」
...下町の娘さん達が秘蔵していた多くのめんこの中のいくつかが...
中谷宇吉郎 「雑記」
...がりがりはこれぎりご免蒙(めんこうむ)るよ」と...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...飲めんことはない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...婦人をして経済会計の主義技術を知らしめんことを祈る者なり...
福沢諭吉 「女大学評論」
...人々が其處に認めんことを...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...非常に庚申の青面金剛像(せいめんこんごうぞう)と...
柳田国男 「年中行事覚書」
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